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田舎の先輩へ。

もしもし、○○さんのお宅でしょうか?

はぁ?

この一言に警戒心と敵意が表れていて恐い。

あのぉ、僕△△の息子なんですけど。

あぁ、△△さんの息子さんなぁ?

途端に明るい親しみ一杯の声に変わった。

近所の人達や、親戚を訪ねて回り、
やっと、母の入居する施設を見つけ、
館長から個人情報云々と拒否られ、
息子さんから連絡させるからと、スゴスゴと帰ったらしい。

僕を探していた理由を聞いて驚きました。
知らなかった訳じゃないけど、頭の中には全然無かった。

父の眠る納骨堂を持ち回りで世話をしている人でした。
兄とは同級生で数年前に郷里に帰ってきたらしいのです。
そんな人達のお世話になっていながら
知らなかった事に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

納骨所の名義を、こういう状況の母から他の家族に出来ないかという事でした。
組合費という管理費の納付の件もあります。

知らなかった事を謝り、僕の名義にして下さいとお願いしました。

良かった。あぁたんごと言うてくれると嬉しか。
突然嬉しそうに喜んでくれました。

無視されたり、ほったらかしにされたり、お参りする人も少なくなって、
納骨堂も寂しくなったそうです。

今度の帰省時にお宅に伺って組合費を収める約束をしました。
住吉神社から・・軒目じゃもんな。

組合費の未納額は27年、28年の二か年で二千円です。
年間僅か千円です。
お金の問題は別としても、足を棒にして親族を探して回る人達のお陰で
僕達が何の疑問も無く、当たり前のように父の元へ行く事が出来たのです。

携帯電話の番号を教えてくれました。
最近は変な電話が多くてなぁと、笑って謝ってくれました。

兄貴の同級生の顔を一生懸命思い出そうとしましたが無理でした。
当時、この村は子供達だらけでした。

夏休みのラジオ体操の時には、住吉神社の境内に
みんなは入れなかったくらいです。

でも、僕が死んだらもう誰もここに来ないし、
いつかはみんな土に帰るんでしょうね。


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ボエム

Author:ボエム
灰色の鶴の舞立つ漁村生まれ。
終の棲家探しへ。

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