不思議な体験続き。
今度は多分、欧州の街です。
石畳の通路から石造りの建物に入りました。
ひたすら右に向かって風景が流れていきます。
長いドレスが窓から見え、次々に小さなブティックを通り過ぎて行きます。
そこに現われる実際の服達は記憶に残っていたものなのか、
それとも今次々と僕の脳が作り出していってるのか。
白磁の食器やインテリアを抜け、これも白磁のオブジェを抜けていきます。
次々に現われる真っ白な磁器を見ながら、この芸術作品達も僕の作品?
もっとゆっくり、あるいはストップを掛けても駄目です。
一定のスピードで流れていきます。
次はクラフトのコーナーです。
沢山の素晴らしい作品が並んでいます。
これも僕の作品なの?
もしそうなら、もっと自分の脳みそから引っ張り出さなきゃ。
目蓋を開けました。
何も変わらない部屋の天井が見えます。
今のは夢では無く、ひたすら自分の創造力を目蓋の裏に次々に映していると意識する。
夢は無意識だけど、これは自分で追っていき参加するものだ。
この映像を誰かに見せたいと強く感じた。
でも、勿論目蓋の裏にはそんな機能は無いし、あくまでも自分の脳で作ったものを
目蓋に映して見せてるよという事だ。
じゃぁ目は使ってないから、目が疲れる事は無いかと言うと、絶対疲れてる。
画面の中の遠くのモノをアップしたり、目の前に広がった隅から隅を首を回しながら
眺めまくったりしてるのだ。
まだまだ暗い朝が、近づいてきました。
何十回やったんだろ?
不思議な森で、鮮やかな超細長い尾羽の美しい鳥や、金属の羽根を持った甲虫や
紫外線の入らない暗い密林の中、高速で飛ぶ僕にまとわりつく金色に輝く羽虫達。
ロボットの街では、全てのロボットは人間型では無く、その斬新なデザインに驚かされた。
この沢山の可愛いロボット達もみんな僕の作品?
今日はそろそろ終わりにしようか。
静かに目蓋を降ろします。
暫くしてそこは、白い石や煉瓦で作られた、
海に突き出た城砦の街だと、気がつきました。
地元の子供達が階段を上がって来ました。
先頭の4人の子供達、後に続いて登ってきた子供達、みんな白い服を着ています。
手前の可愛い男の子に何処にいくのと尋ねようとして、
僕が決めるんだから愚問かとやめました。
後ろを見ると次々に子供達が上がって来ます。後ろだけじゃ無く
別の階段からも続々と子供達が上がって来ました。
青い空に紺碧の海、白いカモメの群れ、白い城砦の石畳の上を
子供達が全速で、かけて行きます。
右手の平を子供達にかざし、とまれと命令しました。
止まりません。掌を払って全員消去と命令しましたが誰ひとり消えません。
子供達の中に入り、一緒に走ります。
城壁の海に突き出た堤防が見えてきました。
このあと彼らがどうするのか、感じる不安はひとつだけだ。
彼らの手足が急に高速で動き始めました。
不自然です。僕の感性だと許さない早さです。
目蓋を開けた。
僅かな薄明かりが東の窓を照らしている。
とてつもなく疲れている。
また朝が来ました。今日で何日寝てないんだ?
東の窓に向かって目蓋を閉じました。
さっきより明るいスクリーンにくっきりと子供達が映っています。
上下左右2メートルくらいの間隔で、うつむいて何かしています。
数百人の子供達が両膝をついて、穴を掘ってるようです。
でも、両腕の動きが早すぎて線にしか見えません。
僕がモノを見れるスピードの数十倍のスピードです。
動かしているのは僕ではありません。
僕の脳か神経か?
アップにしても普通の早さになりません。
子供達は目の前に穴を掘り、自分の頭を差し込んでさらに深く深く
両手は土と血で赤黒い線になり、槍のように
マッハの動きで掘り進んでいます。
右の目蓋の神経か血管が、痙攣を起こしました。
慌てて目蓋を開けました。
目が両方とも充血してるわよ。
何も視神経は使ってないのかもと思ってたけど、脳と繋がってるから疲れたか。
今、僕の神経は少し混乱を起こしてる様な気がする。
奥さんに今朝までの話をしました。
熱にうなされてるのか、それとも
タミフルの所為かな。
石畳の通路から石造りの建物に入りました。
ひたすら右に向かって風景が流れていきます。
長いドレスが窓から見え、次々に小さなブティックを通り過ぎて行きます。
そこに現われる実際の服達は記憶に残っていたものなのか、
それとも今次々と僕の脳が作り出していってるのか。
白磁の食器やインテリアを抜け、これも白磁のオブジェを抜けていきます。
次々に現われる真っ白な磁器を見ながら、この芸術作品達も僕の作品?
もっとゆっくり、あるいはストップを掛けても駄目です。
一定のスピードで流れていきます。
次はクラフトのコーナーです。
沢山の素晴らしい作品が並んでいます。
これも僕の作品なの?
もしそうなら、もっと自分の脳みそから引っ張り出さなきゃ。
目蓋を開けました。
何も変わらない部屋の天井が見えます。
今のは夢では無く、ひたすら自分の創造力を目蓋の裏に次々に映していると意識する。
夢は無意識だけど、これは自分で追っていき参加するものだ。
この映像を誰かに見せたいと強く感じた。
でも、勿論目蓋の裏にはそんな機能は無いし、あくまでも自分の脳で作ったものを
目蓋に映して見せてるよという事だ。
じゃぁ目は使ってないから、目が疲れる事は無いかと言うと、絶対疲れてる。
画面の中の遠くのモノをアップしたり、目の前に広がった隅から隅を首を回しながら
眺めまくったりしてるのだ。
まだまだ暗い朝が、近づいてきました。
何十回やったんだろ?
不思議な森で、鮮やかな超細長い尾羽の美しい鳥や、金属の羽根を持った甲虫や
紫外線の入らない暗い密林の中、高速で飛ぶ僕にまとわりつく金色に輝く羽虫達。
ロボットの街では、全てのロボットは人間型では無く、その斬新なデザインに驚かされた。
この沢山の可愛いロボット達もみんな僕の作品?
今日はそろそろ終わりにしようか。
静かに目蓋を降ろします。
暫くしてそこは、白い石や煉瓦で作られた、
海に突き出た城砦の街だと、気がつきました。
地元の子供達が階段を上がって来ました。
先頭の4人の子供達、後に続いて登ってきた子供達、みんな白い服を着ています。
手前の可愛い男の子に何処にいくのと尋ねようとして、
僕が決めるんだから愚問かとやめました。
後ろを見ると次々に子供達が上がって来ます。後ろだけじゃ無く
別の階段からも続々と子供達が上がって来ました。
青い空に紺碧の海、白いカモメの群れ、白い城砦の石畳の上を
子供達が全速で、かけて行きます。
右手の平を子供達にかざし、とまれと命令しました。
止まりません。掌を払って全員消去と命令しましたが誰ひとり消えません。
子供達の中に入り、一緒に走ります。
城壁の海に突き出た堤防が見えてきました。
このあと彼らがどうするのか、感じる不安はひとつだけだ。
彼らの手足が急に高速で動き始めました。
不自然です。僕の感性だと許さない早さです。
目蓋を開けた。
僅かな薄明かりが東の窓を照らしている。
とてつもなく疲れている。
また朝が来ました。今日で何日寝てないんだ?
東の窓に向かって目蓋を閉じました。
さっきより明るいスクリーンにくっきりと子供達が映っています。
上下左右2メートルくらいの間隔で、うつむいて何かしています。
数百人の子供達が両膝をついて、穴を掘ってるようです。
でも、両腕の動きが早すぎて線にしか見えません。
僕がモノを見れるスピードの数十倍のスピードです。
動かしているのは僕ではありません。
僕の脳か神経か?
アップにしても普通の早さになりません。
子供達は目の前に穴を掘り、自分の頭を差し込んでさらに深く深く
両手は土と血で赤黒い線になり、槍のように
マッハの動きで掘り進んでいます。
右の目蓋の神経か血管が、痙攣を起こしました。
慌てて目蓋を開けました。
目が両方とも充血してるわよ。
何も視神経は使ってないのかもと思ってたけど、脳と繋がってるから疲れたか。
今、僕の神経は少し混乱を起こしてる様な気がする。
奥さんに今朝までの話をしました。
熱にうなされてるのか、それとも
タミフルの所為かな。
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