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ゲバラの事。


彼の名前は、ルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ。

愛称はチェ・ゲバラ。アルゼンチン人です。

「チェ」とは、「やぁ」とか「ハーイ」とか「ねえ、君」とかの意味です。


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幼い頃から喘息を患っていて、生涯、発作に悩まされていました。

ブエノスアイレス大学の医学部に入学し、南米大陸をオートバイで回る旅に出ます。

それでも、六年の過程を三年で卒業した、凄い秀才でした。


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放浪中、鉱山労働者やハンセン病患者などの弱者の現実に触れた事が

彼の革命家として歩むきっかけになりました。


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訪れたボリビアや他の諸国の問題点に触れ、アメリカの影響からの脱出を

考えるようになりました。


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そして27歳の時に、メキシコに亡命していたカストロ兄弟に出会い

キューバにおけるアメリカ支配のバティスタの独裁と戦うために

軍医として参加します。


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弾痕が生々しいです。


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19世紀の事、キューバ近海を航海していたアメリカの戦艦が

謎の沈没事故を起こし、スペインからの独立を願っていたキューバ側に立ち、

参戦し、おかげでスペインから独立が出来ました。


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しかし、そのままアメリカの軍政下に置かれることになってしまいました。

そして、アメリカの資本が入り込み、地方との貧富の差が酷くなってきました。

カストロ兄弟は同志を集め、ゲリラ戦を開始しました。


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そして、沢山の血が流れて、独立革命は成功しました。


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ゲバラは国立銀行総裁などの要職に就任しますが、

建設現場や農園、工場のライン作業など作業員の一員として

みんなと一緒に肉体労働をやっていました。



また、最大の貿易相手だったソ連を批判し、ゲバラを更迭しなければ

援助しないと言われ、キューバを離れる事になります。





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キューバを離れたゲバラは、コンゴに向かいます。

コンゴは当時ベルギーから独立していましたが、ベルギーの悪意により

再び混乱と戦乱状態でした。

ゲバラも参戦しましたが、喘息が再発したため、コンゴを離れました。


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そして、チェコに潜伏して、療養に努めました。


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体が良くなると再び、革命家として活動を始めます。



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向かった先は、ボリビアでした。


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この頃のアメリカは、南米諸国に共産主義によってソ連側に付かないように

多額の援助金をつぎ込んでいました。


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ゲバラは1959年に日本を訪れました。


広島の原爆記念館での、献花の写真を見つけました。

これがきっかけでキューバの初等教育に

原爆投下の事が教えられる事になりました。


この年の翌年から、日本とキューバの通商協定が結ばれ、現在も続いています。


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1964年にはゲバラは国連総会で演説を行い、アメリカを非難し、

「祖国か、死か」を訴えました。





辛い写真を見つけました。


ゲバラの思想はボリビアには受け入れられず、遂に、ボリビア政府軍に捕まり

そして裁判にも掛けられず、即、射殺されました。

彼の最後の言葉は、

「落ち着け、そしてよく狙え。
お前はこれから一人の人間を殺すのだ。」

やつれた写真に見えますが、毅然としていたのです。

遺体は無名のまま埋められ、1997年に発掘されました。


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「ゲバラは只の戦闘好きの人殺しだという説もあるんだよ。」
と、誰かが僕に言いました。


そうでしょうか?

あなたは誰かに洗脳され始めていませんか?


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傍観者達の、正義感の胡散臭さには辟易します。



「彼には実は・・・・という部分があるんだよ。」

洗脳の手段に最初に使われる言葉です。


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善人が犯した僅かな罪を見て、あの人はホントは悪い人なんだと思い、

悪人が行った僅かな善を見て、あの人はホントは良い人なんだと思う。

それは、間違いです。


この国に降り立った時から、腕時計に都市名が降りて来るのを待ちましたが

遂に降りて来ませんでした。

アメリカの衛星を使ってるからでしょうか。


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残されたピカピカアメ車

キューバと言えば何を思い出すでしょうか。

葉巻を咥えたゲバラでしょうか、

革命闘争でしょうか、

それとも、今や観光資源となった取り残されたアメ車でしょうか。



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1950年代のクラシックカーが並んでます。


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クラシックカー目当ての観光客が、タクシーとして利用しています。


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ピカピカに磨き上げられた、ピンクのオープンカーが映えます。


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殆どのクラシックカーはタクシーとして利用されてるようです。

勿論メーターは無く、交渉になります。


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革命広場前には、沢山のカラフルなクラシックカーが客待ちをしていました。


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このツアーで、車だけでも50台超の写真を撮りました。

収拾がつかないので、今回は車だけのブログにします。


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キューバの歴史を簡単に言うと・・・

元々はここも、スペインの植民地でした。


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そこにアメリカの援助で独立を果しました。


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多くのアメリカ企業が進出してきました。


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そして、キューバの経済はアメリカ無しでは成り立たなくなったのです。


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一握りのブルジョアと、アメリカの資本家のための国策がとられました。


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1958年カストロが勝利し、アメリカの支援を受けていた

独裁体制のバティスタ政権が崩壊しました。


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そして、1961年、アメリカとの国交が断絶されました。


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それ以来、アメ車も部品もキューバに入って来る事はありませんでした。


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これは形からココナッツタクシーと呼ばれ、

これも料金は交渉になります。


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スペイン風の古く貧しい街並みに、

ピカピカに磨かれたクラシックカーが不自然に馴染んでいます。


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アメ車と葉巻と、我がアイドル、チェ・ゲバラに、みんな集まって来るんだね。


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結局、今でも、

アメリカの恩恵を受けてるんだ。


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ミミズク狂想曲


12月2日の朝の事です。

朝食会場のレストランで同席していた布目夫妻や他の皆さんに

実はですねと、僕は昨夜の事を話し始めました。


11階のデッキに上がり、夕陽をながめていたんです。


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辺りは暗くなり、マストの上に何かが留まって居るのが分りました。

米粒くらいの大きさです。

カメラを向けて拡大してみました。



鳥か。


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えっ?



ミミズクだ。


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5日前には、船はメキシコのマンサニージョの港に停泊していました。

直ぐ近くのラグーンには鳥も沢山いたし、ワニも居た。

そこからこの船まで飛んできて、帰れなくなったんだ。



餌は?


明日、センターの受付に行き事情を話して、鳥のササミか何かを

マスト下の甲板に置いてもらおう。

ホノルルまで生きてるかな?


僕の話を聞いた布目夫妻や回りのご主人が、まだ居るでしょうかと言うので

みんなで朝食を済ませると、11階のデッキに向かいました。


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いました。


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黄金の朝陽を浴びて輝いています。


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その後、ウクレレクラブの朝練でこの事を話し、

みんなで再び11階のデッキにミミズクを見に行ったのです。

遅れてやって来た先生達も、見に行ったのですが

もう飛んで行ったんだろうね、居なかったよと残念そうです。


朝練の後で、みんなで見に行こうとなった時、

ササキが困ったような顔をして、僕に手招きしました。

何ね?


「きゅうちゃん、違うよ・・あれね・・プラスチックなんだ。

さっき白い服の人に聞いたんだ。

風の様子を観るためにあそこに置いて、昼間は外すんだって。」


なーんだ。そうだったんだ。
これで、この件は終了したはずでした。
ただ、先生だけはそんなはずはないと言い張っていましたが。

それから1週間も経った頃、僕の耳に色んな話が流れてきました。

夕方に飛び立って、朝には戻ってきてたとか、
7階のブロードウェイの丸窓の向こうを飛んでたとか
ついには、自分の目の前で飛び去って行ったとか。


噂は恐いです。

最近、杉並区のミミズク事件で同じような事がありました。
作り物のミミズクを本物と間違って、Nスタで報道してしまった事件ですが
このニュースを見て直ぐに船上の話を思い出した人、いっぱいいたでしょうね。


クルーズブログの日付の順序が変わりましたが
このニュースを見て、覚えているうちに、先に書くことにしました。


後日、安置室やら、UFOやら、色んな噂の笑い話をしてた時に
ミミズクに関しては、きゅうちゃんにも責任があるんだからねと
言われてしまいました。


杉並区のミミズクも、昨日ついに亡くなったそうですね。

交通事故みたいです。

無理をしてでも捕獲してた方が良かったのかも。

ラムネ温泉にて。


熟睡できました。


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壁のブックホルダーです。

ついに本を開く事はありませんでした。


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窓の外は田園風景です。

天気良さそうです。


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朝食は8時からですので、朝風呂を頂きます。


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さて、今日はどうしましょうか。

先ずは、ラムネ温泉に行ってみようかな。


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少し冷えるって訳じゃないけど、膝掛けが嬉しいです。


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卵は生です。

卵かけご飯にしました。


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チョロギとめんたいです。

なんか嬉しいです。


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森の様な形のサラダです。

というか、生野菜と言いたくなります。

気になるので、端から抜いてみました。


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キレイに整えて差し込んでありました。

野菜を放り込んだだけのサラダじゃないのが嬉しいです。

小さな嬉しいが続いて嬉しいです。


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女子かぁ。


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ここのスペースには列車の写真が並んでいました。

ご主人は撮り鉄かな?


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お二人に車まで見送られて旅館を出発しました。

ラムネ温泉にやって来ました。


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この紳士誰だ?


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かずよさんから預かった手紙には、うちのお客様です、

よろしくお願いしますと書かれてありました。

受付で入館料が200円安くなりました。



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園内に入ります。


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男湯の入り口です。


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写真はここまで。


右手のくぐり戸から入ります。

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中は天井が高い倉庫のような造りで、天井近くに小さな四角い窓があり、

壁はメキシコのテラコッタみたいな泥壁で、

本来は白壁だったのでしょうが、温泉成分で茶色く染まっています。 

そこに41度の温泉があり、そこでよく暖まってから

露天風呂に向かいます。

露天風呂は31度位で、入浴して直ぐに、腕や手の輪郭がぼやけてきます。

それは皮膚に極小の透明な泡が付いて、透明な輪郭で描かれるのです。



体温より低い温度ですが、外気温より暖かいので、寒くは無く

眠くなります。

30分以上も入っているのに気づき、このままなら熟睡して沈んでしまうと

残念ながらお湯からあがりました。

全身に付いてた泡が、一斉に噴き上がりました。


ここでも炭酸泉を飲んでみましたが、

想定外の美味しさです。

よく一般的に使う美味しい水という表現じゃなく、

本当に美味しい出汁が入ったような味です。


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売店に、しん坊さんのデザインしたTシャツ等が売ってます。


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よくある事ですが、

強調するために別の色で書いた文字が、消えてます。残念。


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焼き杉の板は、指で押すと凹んで、指に黒いススが付きました。


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愛すべき、南しん坊さんのイラストなので買ってしまいました。


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ラムネ温泉の直ぐ近くの、ガネ湯を見にきました。

川沿いにありますが、水量が増えたら浸かるんでしょうか。


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降りてみました。

お湯は本物です。

ホントに、ここに入る人っているんでしょうか?


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これには、カニ湯って書いてますね。

ガイド板にはガネ湯って書いてありました。


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昔はここも観光地だったんでしょうね。

広い駐車場や古くて大きなレストランがあります。


今から呂人窯という所に行って、湯布院に向かい、高速道路で

鳥栖のモールのデシグアルに行って遊ぶ事に確定。


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呂人窯は、ラムネ温泉の直ぐ隣にありました。

陶芸家の田中さんが迎えてくれました。

ラムネ温泉に入られましたか?

寒くなかったですか?

何処からおいでですか?

熊本の工芸館でよく展示会やるんですよ。


とにかく、よく喋られます。

作品を見ることも出来ず、立ち止まったまま話相手になりました。

結局、気がついたらここに

1時間半もいたんです。


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おかげで、すべての予定をパーにして、真っ直ぐ来た道を帰る事にしました。


良い旅でした。


ところで、タケシの健康番組に、ここ長湯温泉が出て、

入浴後の血流が入浴前の7倍になったそうです。

この情報はどっからだっけ?



静かで楽しい食事です。

瓶ビールをお願いしたら、注いでくれました。

注いでもらうなんて、久しぶりなので恐縮してしまいました。

ちなみに、宿のスタッフは女性がふたりです。


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姉妹さんなのか、親子さんなのか、最近は限定できません。

もしかしたら従業員さんなのかも知れません。

ただ、僕よりずっと若い事だけは間違いありません。


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色彩のキレイな盛り付けをしています。


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里芋らしき、柔らかい天麩羅です。


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地元のエールビールをお願いしました。

竹田のこの近くで採れたホップを使ってるそうです。

うーん、若いっ・・緑のホップが頭に浮かんできました。


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地元のエノハです。

頭からかぶりついて、頂きました。


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細かい技です。

料理はこのお二人が作っているのでしょうか?


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豊後牛です。


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地元のお酒を頂けませんかとお願いしたら

竹田の佐藤酒造の、千羽鶴の生酛(きもと)造りを薦めて頂きました。

料理の邪魔をしない良いお酒です。


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肉の6面を軽く陶板で焼き、塩で頂きます。

柔らかいのは当然ですが、丁度良い量です。


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焼きおにぎりと、海老玉です。


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海老玉美味しいです。


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料理を運んでくるか、僕が声をかける時以外は

食堂には入ってきません。

気楽に料理を楽しめます。


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他のお客さんの話が聞こえてくる事もありません。


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ゆっくりと落ち着ける宿です。


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お風呂にあった阿蘇の黒柱を真似た、酒器のようです。


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女将さん(?)が蝋を継ぎ足してくれましたので、

肉の脂の上で、おにぎりを焼いてみました。

美味です。


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かすかに幼い子供の声がしました。

子供さんがいたのか。

じゃぁ、邪魔をしないように引き上げなきゃ。


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女将さんが足袋を渡しそこねていましたと、

いくつかの色のモノを持って来ました。

奥さんのためにピンクを選びました。


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明朝は、風呂が始まる6時前には起きようと思ったのですが

起きたのは6時半でした。

ゆっくりと爆睡してたようです。


長湯温泉「山の湯かずよ」にて。

「今日は天草に行くから、なんか買って来てあげようか」

後輩からの電話です。

今日は居ないよ、今、竹田に向かって走ってるんだ。


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春が来たね。


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何故か、旅に出てる時に絶対コイツから電話があります。

不思議です。



「早くうちに着いてたんでしょ?」

そうなんですよ。

なにせ、家を出たのは8時半なんですけど、何処を通っていくのか、

時間がどの位掛かるのか分らなくて

結局、波野の道の駅の先にはご飯食べる処は無いだろうなと、

そこでお昼を済ませて

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それから、先に長湯温泉の町迄行って、何か変な建物のお風呂屋さんに行って・・

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飲んでみた。

コクのある、味がついてる美味しい水だ。

何だこれ?


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「御前湯(ごぜんゆ)に入られたんですか?」


そうです。

それから遠い昔、蟹湯の近くの炭酸ソーダみたいな温泉に

入ったことがあって、探しに行ったんだけど分んなくて・・


「ラムネ温泉ですね。あの辺は変わったですもんね。」


橋があって、そこからラムネ温泉の建物が見えたんですけど、

車で橋を渡っていいものか分んなくて

橋の手前に車を置いて、歩いて行ったんですよ。


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「入ってこられたんですか?」


いいえ、明日行ってみます。

でも前回行った時に、すごく寒かったんですよ。


「そうですね、冬は寒くて大変かも知れませんね。

明日ラムネ温泉に行かれるなら、手紙を書きますから

少しは安くなるかもしれません。」


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一人旅用のシンプルな8畳の部屋です。

安かったので、古い部屋を想像していたのですが、

とんでもない・・オシャレで女子っぽい部屋です。


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ありがとうございます。

今、お風呂を頂いたんですけど、驚きました。

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何じゃこりゃ。


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こちらのお風呂のあの白いの何ですか?

マグネシウムとかの塊ですか?


「そうですね、マグネシウムやカルシウムやナトリウムみたいなもんですかね。」


珍しいですね。

白いお風呂はよくあるけど、普通は岩みたいにこびりついてるけど

こちらのは柔らかいですよね。

乳液というか、天花粉を溶かしたような、溶けたソフトクリームの様な・・


「違和感ありました?」


いいえ、とんでもない。大好きです。

足を踏み入れた瞬間、底に沈んでいたクリームみたいなモノが

煙の様に上がってきて、勿体ない気がしました。


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「最初は透明なんですけど、空気に触れると白くなっちゃうんですよ。」

流して捨ててしまうんでしょ、勿体ないですよね。


「そうなんですけど、どうしようも出来ないんですよ。

丸い粒になったのを家に持って帰って風呂に入れたら

こんな温泉みたいになるかしらと言う、お客様もいらっしゃいますけどね。」


そうか、僕も持って帰ろかな。


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流れの中でコロコロ転がって丸くなるの?

雪だるまみたいに大きくなっていくんだ。


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「うちの温泉は一晩経つと、表面が氷が張ったみたいに白く固まって、

朝からパリパリ割るんですよ。」


あっ、それ見ました。


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パイプ掃除大変でしょ?

天草にも同じような泉質の温泉があるけど、パイプの中でセメントみたいに固まって

パイプ自体を取替えていましたから。


「えぇ、うちもそうです。

水がチョロチョロとしか流れ出なくなったら、掃除の合図です。」


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あの壁になってた黒い岩は何ですか?


「あれは阿蘇の溶岩が、柱状に固まったものなんですよ。」


えーっ、知りませんでした。


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確かに岩じゃなくて、隙間が出来たまま固まったみたいです。


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底に溜まってたのをすくい上げて、試しに顔に塗ってみました。

いきなり他のお客さんが入って来たら恥ずかしいので

直ぐに洗い落としましたが、顔の皮膚がしっとりとなったような・・


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ところで、あの白い陶器はどちらのですか?


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「あれはラムネ温泉の隣にある呂人窯(ロジンガマ)のです。」


じゃぁ、そちらにも行ってみます。

今回はひとり旅なんですど、今度奥さんを連れて来ようと思ってるんですけど、

どうやって来たら一番近いですか?

逆にどうやって熊本まで帰るのが一番早いでしょうか?


「そうですね、湯布院 ICまでここから45分位だから、そこから高速道路を使うとか・・


すごい遠回りになりますね。でもそっちが時間的には早いかな。

地図を持って来て、

「私は熊本に行く時は、ここを通って阿蘇に向かってこの道ですよ。」


あっ、それ、僕が通って来た道です。

大体、僕はここが何処なのかさえ、よく分ってないんです。

ありがとうございます。

素直に来た道を帰ろうかな。


「それでは、ゆっくりお召し上がり下さい。」

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キレイな前菜が出てきました。


多分、この一人旅プランは基本、女子を対象としているのかも・・

僕の部屋に用意されてる草履が、赤い鼻緒です。


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いつも土日祝日しか旅した事無いから、こんなのは初めてで、

今日のお客さんは僕だけです。

いいんでしょうか?


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南米までの三日間です。


本日は10月31日です。

もう二ヶ月経ちました。

あっという間でした。


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ニューヨーク寄港が終わり、ちょっと気が抜けたかな。


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海は青いし、空も青いです。

南半球に向かいだしたら、急に天気が良くなったな。


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昼から美味しいビールを頂きます。


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市川さんが、明日使うアロハシャツを持って来てくれました。

市川さんは風邪が酷くて参加出来ないとの事です。


練習後に、一緒に舞台に上がるフラダンスの方と、テンちゃんがやって来て

絶対に失敗は許されませんとテンちゃんから脅されました。


急いでメンバー探しです。


ヒカルさんとササキに電話連絡するけど、ササキには通じないし、

市川さんの代わりに出てよと、フネさんに泣きを入れなきゃいけないし。

17時の練習には、寝てたというササキも間に合って。


今日は夕方から深夜まで、船上ハロウィン仮装パーティです。

良かったね。



本日は11月1日です。

今日も快晴です。

クルーズも第二ステージに入りました。


いつも通りに6時に起きて9階に冷たい水を取りに行き、

デッキを10周して、ジムで筋トレです。


最近、太極拳の練習の人達の数が減りました。

最初はずっと参加していたのですが、途中から割り込んでくる人達が

邪魔で手足が動かせなくなるのが嫌でやめました。


今なら良いかもねとも思ったのですが、

もうかなり難しくなってるだろうなという事であきらめました。


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ドラゴンさんのライブペイントショーを、ちょっと見に行きました。


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今夜はブロードウェイショータイム第一夜だそうです。

「芸達者な参加者の方々による素敵なダンスと音楽をお届けします。

とっておきのひとときをお楽しみください。」と新聞に書いてます。

ざっくんな!俺らを巻き込むなと誰かが言いました。


「僕らが乗ってる船が安いのは、向こうのリッチな船は会社でイベントするけど、

この船は乗客がやるからさ」と誰かが言いました。

「そのために、若い人達が頑張ってるでしょ」とオバサン言いました。



へぇ、そうなんですか。


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奥さんが波へいのオニギリが好きなので、やって来ました。

キープメニューは、アイリッシュウイスキーのジェムソンの価格を見てるだけです。

基本的には何に関わらず、ボトルキープはしません。

ボトルキープしちゃうと、それだけを呑まなきゃいけなくなるので。


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奥さんは波へいのうどんが大好きです。

うどんの在庫が無くなって、メニューから消えた時には泣きました。


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美味しそうでしょ。

普通のオニギリです。


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これは奥さんが遠くの客席から撮った写真だけど、

よくまぁカメラを捉えたね、 フネさん。


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まぁ、先生に恥をかかせずによかったかな。


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今日は11月2日です。

一日が早い。


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毎朝、朝陽撮る人や描く人達、確かに毎朝の朝陽のご機嫌は違います。


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特にニューヨーク過ぎてからは、ご機嫌が良いみたいです。


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出来るだけ、いつもの生活に戻る様に努めます。

30分以上デッキを走って、脂肪を血管の中に取りだし、


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元の場所に戻らぬうちに、ジムに入り、筋トレで燃やします。

今朝は、台湾の方がひとりいらっしゃいました。


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今日はキューバの寄港地説明会とウクレレクラブの時間がかぶった所為で

集合場所のバイーアに来たのは、矢野さんと僕と中国少年の三人だけです。

先生も来ない。休講です。



矢野さんの奥さんから昨日の舞台の写真を頂きました。

僕も写真プリントのコーナーに行き、奥さんが写した写真を

みんなの分の現像焼増ししてあげました。



二時過ぎから全員参加の避難訓練です。

非常ベルが鳴ったら部屋に戻って、救命胴衣とIDカードを持って

集合場所に集まる事になっているのですが、

いつも30分も前に、救命胴衣をしっかり着て座って待ってる人達がいます。

危険予知能力を持ってる人達です。


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明日の寄港のためにパスポートも返してもらいました。


夕方のリドデッキで、キューバ寄港を前にサルサフェスティバルの開催です。

皆さん楽しく踊って下さい。


僕らは静かな波へいへ。


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さて、明日は歴史の止まった国へ上陸して、

葉巻買うぞ。


後半戦の開始です。


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タイムズスクエアにて。


空が暗くなってきました。


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記念の一枚。


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観客も増えてきました。


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お祭り騒ぎです。


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電気代すごいだろね。


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しっかし、足が疲れてますねぇ。

船までどの位の距離だろ。


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暫く、このまま立ち止まっとこ。


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いつかあらためて、また来ようかな。


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暗くなったし、疲れたし、お茶しなくていいから、そろそろ帰りましょうよ。


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船まで歩いて帰ります。

坂本さんは昨夜、ジャズ鑑賞ツアーに参加して

帰りは歩いたそうですから、道には詳しいです。

多分。


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港に着きました。

こうやって見ると、何も無いところです。


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港から船が離れます。

ハドソン河を下っていきます。


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女神ともお別れです。

今日何キロ歩いたんだろ。


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あっという間のニューヨークにお別れです。

でも、この旅、まだあと47日あるぞ。


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そうそう、相川さん、  メールありがとうございます。

まだまだ先長いっすよ。

早く書いてしまわないと忘れそうです。

大丈夫かな?






光待ち。


夕方になってきました。

今から駅に向かうそうです。


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グランドセントラル駅です。

歴史ありそう。


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予想外の美しいターミナルです。


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高い天井、そして星座が描かれています。


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ティファニー製の世界最大の大時計です。

価格は数千万だそうです。


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雰囲気良い駅だなぁ。


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さっちゃんも利用してるのかな?


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中2階のこのレストランのオーナーは

マイケル・ジョーダンです。

多分。


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まだまだ陽が落ちません。


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時間調整にお茶しに行きましょ。

クラフトショップの小さな店が並びます。


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アイスリンクですが、ここは何処?


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タイムズスクエアに戻って来たんですよね?

自分がどこに居るのか分りません。

どなたでも良いですから、メールで教えて下さい。


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そろそろ良いんじゃないかなと、松尾さんが言いました。

坂本さんと小川さんが歩き出しました。

時間調整が終わったかな?


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街が少しずつ暗く、そして眩しくなってきました。


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タイムズスクエアの中心で、光を待ちます。


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フフィスアベニュー散策


五番街に入ります。


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ブランドショップが並び始めました。


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直ぐにトランプタワーが現われました。

記念写真。


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高い。

上まで写せない。


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しゃがみ込んで、やっと写せました。


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フル装備でマシンガン持った警察官が警備してます。

男性陣は躊躇しましたが、女性陣がさっさと中に入っていきました。


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床は大理石で、壁はゴールドです。

いかにもトランプ大統領って感じですか。


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高い吹き抜けになっており、地階はトランプカフェです。


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見た事ある服が展示してあります。


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大統領選挙時のユニフォームです。


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1階にはグッチのお店がありますが、殆どが観光客です。


みんな最初にタワーの外観の写真を撮って、恐る恐る中を覗きにきます。

僕らと同じか。


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高層ビルの谷間に、歴史を思わせる教会らしき建物が点在しています。


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白ズボンを手に入れるために、娘に頼んで、

ニューヨークに在るユニクロの地図を、ラインで送ってもらいました。

もうH&Mで買ったから良いんだけど、見つけました。


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ユニクロの世界最大の店舗です。


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中は、こんな感じです。


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突然現われる荘厳で美しい教会に驚かされます。


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アトラス像です。

天球を担いでます。


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小川さんが時々後ろを振り返って、僕らがチャンと付いて来てるか確認してます。

気を使わせてしまって申し訳ありません。


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大通りを外れて、広場らしき方向に入って行きます。

迷子にならないように、しっかりと付いて行きます。


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ハロウィンの、ディスプレイのカボチャが置かれています。

ここ何?


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デカい建物が現われました。

これ何ですか?


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この建物の前に毎年、巨大なクリスマスツリーが立つと

小川さん達が話してます。


あっ、分った。


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ロックフェラーセンターだ。


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中央のデカいGEビルの、プロメテウスの前のスケートリンクを整備してます。


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ロックフェラーセンターはひとつの建物じゃなく、このいくつかのビルを合わせた

地域の名前だそうです。


阿蘇山と同じか。


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カフェが並んでます。


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さて、この後 何処に連れていってくれるんでしょうか。

坂本さんと小川さんがガイドマップ見ながら奮闘してます。



ツアー離団。


リバティ島から離れます。

船には立像観光船という味気ない名前が付いてます。

やはり女神の名を付けた日本はエラい。


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女神に見送ってもらいました。


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リバティ島行きのフェリー乗り場には、すごい行列が出来ています。


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再びバスに乗り、車窓観光です。


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ニューヨーク証券取引所前のウォール街のシンボル「ブル」です。

この牛、元々は無許可で置いたゲリラアートらしいのですが、警察の撤去行為に

市民からの激しい抗議にあって、今では証券取引所のシンボルになりました。

持ち株の株価上昇を願って、沢山の人達が触っています。


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これは特に意味はありません。

車窓から突然デシグアルのトートバッグが見えたので、

反射的に写してしまいました。


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中央の白いビルが国連本部です。


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国連本部です。


193カ国の国旗が並んでいます。

国旗はアルファベット順で、アフガニスタンで始まり、ジンバブエで終わります。


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右から3番目が日本の国旗です。

目立たない場所にありました。


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このレストランのインテリアも・・・です。

坂本さん、見つけました。


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牛肉に豚に鶏の肉です。

レストランのスタッフが、丸いカードの緑色を上にしている間に、

串に刺した肉を持って現われます。


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シュラスコ料理を頂きます。


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赤い方を上にしないと、次々とやってきます。

牛肉のスタッフの時は緑を上にして、鶏の時は急いで赤色に返します。


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今日は10月30日です。

やっぱりハロウィンか・・

いつもこうじゃないよね。


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食事が済んだら、バスでセントラルパークまで行き、そこでツアーを離団して

そこから坂本夫妻、小川夫妻、松尾夫妻と待ち合わせて、

同行する事になりました。


違う違う・・連れていってもらう事になりました。


感謝です。


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坂本さん達とは別のバスです。

セントラルパーク前でバスを降り、坂本さん達を探します。

いないじゃん。


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坂本さん達のバスは、別の場所で離団組を降ろしたそうで、

僕らを探しに来てくれました。

良かった良かった。


この地球儀みたいなモノは、トランプインターナショナルホテルのオブジェです。


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人が住むには空に近づき過ぎます。

こんな細くて倒れないの?

いかにもトランプみたいな雰囲気ですね。


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10分程自由行動になったので、目の前のH&Mに飛び込んで

ウクレレコンサート用の白ズボンを買いに入りました。

奇跡的に入り口にあって驚きました。即、購入。


急いでセントラルパークに戻ります。


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お待たせしました。

さぁ、行きましょか。


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普通にリスがいる。


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こんな大都市の真ん中に、こんな広大な緑の公園なんてすごいね。


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高木の上から、細すぎるビルが突きだしています。

細すぎる。


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馬車が多いですね。

セントラルパークを観光する人の為のモノかな。


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さて、五番街に入ります。


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リバティ島にて。



自由の女神像が鎮座する、リバティ島行きのフェリーに乗ります。



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桟橋を出発しました。


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ハドソン河の両岸の、摩天楼を眺めながら進みます。


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もう沢山の人達が上陸しています。


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「猿の惑星」の全5作の第1作目が、51年前に上映されました。

この第1作目が一番印象に残っています。


猿達に飼育されてた女性を救い出し、馬の後ろに乗せて

長い海岸線を走るチャールトン・ヘストンが最後に見たモノは


砂に埋もれた自由の女神像でした。


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遠い惑星だと思っていた猿の惑星が、地球だったという

驚愕のエンディングでした。


主人公だけでなく、観客にも絶望のショックを与えてジ・エンドでした。

なんちゅう終わりかたすんねん


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自由の女神像は世界中に立ってます。


レストランや公園やテーマパークや、我が町熊本にもあります。

それは誰もが知ってるニューヨークのシンボルです。


この映画の自由の女神像は、ニューヨークだけでなく、

地球のシンボルとして表現されました。


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「自由の女神像」と呼んでいるのは、世界中で日本だけです。


モデルがフランス革命を描いた、ドラクロアの「民衆を導く自由の女神」で

あったことから、女神と呼んでるそうです。


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世界中で呼ばれている呼称は

Statue of Liberty (スタァチゥー オブ リバティで良いのかな?)

自由の立像(で良いのかな?)です。


正式名称はLiberty Enlightening the Worjd(世界を照らす自由)だそうです。


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もちろん、世界文化遺産です。

アメリカにやって来た移民達が、ニューヨーク港で最初に目にする灯台でした。

新天地への自由のシンボルでした。


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高さは、台座からたいまつの先まで93メートルです。

台座の中には、足元まで登るエスカレーターがあり、

らせん階段を登り、頭部まで行けます。


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足元は確認出来ませんでしたが、奴隷制と独裁政治の象徴である

鎖と足かせを踏みつけています。


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133年前に、アメリカ合衆国独立百周年記念にフランスの市民が寄付を集めて

プレゼントした女神像です。

フランスは、アメリカがイギリスから独立した時にも協力した国です。


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台座はニューヨーク市民の寄付によって建てられました。

つまり、国は一切関与していません。


ふと思い出すのは、

西部開拓時代のアメリカでは、移民達が町を作り、秩序を守るために

みんなでお金を出し合って保安官を雇っていました。



日本ではどうでしょうか?

御上からの命令で、税金という名で搾取されてきました。

そこから、個人は国家から助けてもらうのが当然だという考えが生まれました。


市民運動の歴史の差を感じます。


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記念に一枚。


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南北戦争で疲弊していたアメリカのために、152年前のパリ万博で女神像の

完成された頭部を展示して、市民に資金の寄付を呼びかけました。


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建造したのはバルトルディが設計し、エッフェル塔を作ったエッフェルが参画しています。

つまり、身体の中は鉄の骨組みという事ですか。


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顔のモデルには幾つかの説があります。


バルトルディの母親であるとか、シンガーミシンの未亡人だとか、

でも本人は、絶対的な女性を表したかっただけと言うことですから

モデルはいなかったのかも知れません。


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ツアーガイドさんの説明をバスの中で聞いていたのですが

いつものように車窓に気を取られて、よく聞いていなかったようです。

たしか銅の板でナンとかカンとか言ってたような・・


女神像は最初は勿論10円玉の色でした。

雨や潮風にさらされて、錆びてキレイなブロンズ色に変化しました。


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子供の頃から、女神像の事を、美しいブロンズ像だと思っていました。


学生の頃には、あちこちの美術館で素晴らしいブロンズ像を目にする事もありました。

その頃、ブロンズ像の造り方も勉強しました。


粘土で型を作り、乾いたら、その上から石けん水を塗り、更に粘土を被せます。

乾いたら両方を外し、最初に作った型の表面を数センチ削り取り、

再び削った幅分の隙間を空けて、その隙間に溶かした銅を流し込みます。


銅が固まったら、全部の粘土を取り去って銅像の出来上がり。

そのうち、銅が酸化して、要するにサビて緑青になって

美しいブロンズ像の出来上がりです。


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こんな大きなブロンズ像ですから、パリから船に乗せるにしても

手足と胴体と頭部に分けて運んだんだろうと、想像していました。



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不思議なモノが見えてきました。

右の肘の裏に四角い絆創膏のようなモノが見えます。

左手は、包帯を巻いてるようにも見えます。

何でしょ?


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四角い銅板が貼られているのが分ります。


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甲や指にも、銅板が貼られ、リベットらしきモノで留められています。


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喉の部分にも、四角い銅板がリベットで留められています。


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これはブロンズ像と言って良いんでしょうか?

言ってたのは僕だけか。

鉄骨とセメントの上から銅板を貼っていたんだ。


銅板だからブロンズでもいいのか。


銅板を叩き出して作った、銅の鍋みたいなモノ?


新しい感動です。

やはり、来てみなきゃ分らない事が、世界にはいっぱいありますね。


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あらためて、海に向かって立つ凛とした姿を振り返り

やっぱりクールだと再確認出来ました。


来て良かった。


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キングコングが見下ろした景色。


夕方のマンハッタンを、バスの車窓から眺めます。

明日はこの街を、自由散策したいと思います。


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夕食は、アイリッシュパブの小さく区切られたレストランです。


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4人席で、古庄さんと同室の方と同席になりました。

照明が暗い。


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これからブルックリンに向かい、マンハッタンの夜景を望みます。


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そこまで行かなくても、ここでいいのにと思ったんですが。



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やはりここは来るべき場所でした。

どこを写しても、絵はがきの様です。


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写真を引き伸ばして部屋に貼ったろか・・


ここからも、自由の女神が肉眼で見えるのですが

残念ながら街の光の所為で、カメラに捉える事は出来ませんでした。


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そしてついに、エンパイアステートビルにやって来ました。


遠い昔、白黒テレビの頃、アメリカ制作の番組だらけの時代に

アメリカの象徴としての建物でした。


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エレベーターの天井には、このビルを高く高く築いていく様子が

映し出されています。


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世界一の大都市の夜景です。

僕達の船が上ってきたハドソン河が見えます。


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美しくカットされた宝石達が散りばめられています。


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息をのむほどの煌めく街です。


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この街に来たら、絶対キングコングになるべきです。


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帰りのエレベーターの天井です。

帰りの天井の映像は早かったなぁ。


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一番小さいのを記念に買ってきました。

でも、大きな思い出を胸に膨らませてきました。

すごいね、さっちゃん。 この街に住んでるんだ。


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ニューヨーク入港


光る海、光る大空、ひーかるだいーちー


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祈りが通じました。

ピーカンです。


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水平線から細い幾つかの棒が、突きだしてきました。


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ニューヨークです。



問題は、僕らが海からやって来たという事です。

何処も寸断すること無く、僕の住んでる海とつながっているという事です。


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どうせニューヨークに来るんなら、海から来たかったんです。


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この人に、迎えてもらいたかったんです。


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こんにちは、初めまして。


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貴女にお逢いしたかったんです。

太陽と雨が彩色した、美しい色に被われています。


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あらためて、また明日逢いにきます。


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笑ってしまいそうな、如何にもって感じの高層ビルです。


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ハドソン河に入りました。


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美しい摩天楼です。


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ニューヨークの何処からでも見えます。

キングコングの姿が見えます。


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タグボートがやって来ました。


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さぁ、行くぞ。マンハッタン。


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このミッキーマウスの船に横付けします。


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マンハッタンの、ど真ん中に着岸します。

五番街が直ぐそこです。


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早速、降りて来ました。


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今夜はエンパイアステートビルに上りに行きます。

ザ・ニューヨークです。


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ニューヨーク入港前


ツアー予定のカレンダーです。

遂にニューヨークまで、あと一週間です。


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娘からラインが送られてきました。

Pボートのホームページに載ってたオーロラの映像です。

キレイだね、何回目のクルーズの時だろか?


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「今のよ。この船のよ。」

????? ウソ!

詐欺じゃん。

よく考えたら・・・これはウソじゃないんだ。

高価で感度の良い凄いカメラならこんな風に写るかも。


例え人間の目には何も見えない真っ暗闇であっても、ウソじゃないんだ。


でも、人の目では見えませんと、1行書いとくべきかな。


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アイスランドで、寒い港に取り残された人達の間からも

桟橋を掛け変えたんじゃなく、落ちたんだという話も出てきました。

自分の目の前で落ちて、人が乗ってたら死んでたよとか色んな噂です。

この件については、内容を8階に貼り出しますとのアナウンスだったので

見に行きましたが、ありませんでした。


後で聞いた話によると、みんながツアーに参加してる間に貼り出されて

夕方にはもうなかったよとの事です。

面白いですね。

みんな、こんな話題が大好きです。


ちなみに、この船には安置室があって、三つのベッドの内、ふたつがうまってるよと

まことしやかな噂が流れてます。

この船に安置室があるのか不明ですが・・・



そうそう、船医がひとりいらっしゃいますが、彼は眼科専門だよとの噂も・・・

こんな噂は狭い船の中で、あっという間に広まります。

面白いですね。



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船では色んな事に、色んな噂が広まっていて、殆どが眉唾でしょうけど・・

現在、自由の女神には工事用の幌が被されていて、

女神像は見えないという話がありました。


心配なので家族に連絡して、調べてもらいました。

自由の女神像の隣に、現在博物館が建築中で、

多分それと誤解してるんだろうとの事だったので

Pボートのフロントに大丈夫だよと、報告に行きました。


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とてつもない嵐が、毎日続いています。


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毎晩、部屋にある酒を処分してます。

と言うか、毎晩飲んでます。


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カサブランカに、ちょっと矢野さんと一杯だけ飲みに寄りました。


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後ろには、ニューヨークでの自由行動の打ち合わせをしている、チカちゃんがいます


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波へいには、こんなメニューもあります。

寄港地が変わると仕入れの関係で、メニュー表が変わります。

メニューの殆どを食べた気がします。


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もうすぐです。


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これは金柑の甘い酒です。


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波へいです。

今日も忙しそうです。


波へいA


リドから持ち込んだカレーです。


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串揚げも美味しいです。


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定番のポテトです。

このあとはポテトと、ビールの残量のバランスが悪いので、

ホッピーセットを追加します。

そうするとホッピーと中身の焼酎のバランスでもって、焼酎が足りなくなるので

焼酎を追加します。そうするとつまみが足りなくなって・・・

飲んべえのスパイラルに入ります。


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さて、ニューヨークです。

ここは気合いが入ります。



オーロラが見えました・・?


夕食の後、シャワーを浴び、Tシャツを2枚洗い、爆睡しました。


23時頃、突然の「オーロラが現われました」のアナウンスに驚いて

パジャマの上にマフラー巻いて10階デッキへ。

右舷前方2時の方向です。


肉眼では特に何も確認出来ませんが、そちらに向けてシャッターを押しました。

微かに青いボンヤリを確認出来ます。

これなの?


せめて10秒見つめてください。

何か見えてきませんか?


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キャビンに戻り、服を着替えました。ダブリンで買った帽子が見当りません。

どうやら昨日のレイキャビクの港の売店で、セーターを着替えた時に

棚に置き忘れたみたいです。



二度目のアナウンスで再び10階デッキへ。

僅かに見える気がするけど、写真でしか確認出来ません。


申し訳ありません、せめて10秒眺めてみてください。

真っ暗闇で、冷たい風の中で、これを眺めてる図を想像してください。


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8階で原さんが本を読んでいたので、オーロラ見に行かないのと聞くと、

オーロラには興味無いよと言われてしまった。

さすが原さん。

キャビンに戻り、今日買ったチョコを食べます。


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3度目のアナウンスで飛び起き、再び10階デッキへ。

4階のキャビンから10階迄って、実はキツイんです。

右舷3時の方向です。

今回も、有るような無いような。


寒くて帰ろうと思った時に、「5時の方向です」とアナウンス。

5時の方向を振り返って見ると、空の雲がほのかに青くなりました。

歓声が上りました。


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しかし、そのまま変化することなく、直ぐに消えてしまいました。

歓声が落胆のためいきに変わりました。


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時計を見ると、0時を過ぎていました。

もういいや、寝よ。


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3時半頃、4回目のアナウンスがありましたが、オーロラとは関係無い放送です。

寝かせてくれ。

あの程度の状況なら、もう報せてくれなくていいからさ。


カメラを通してしか見えないオーロラなら、先に教えてよ。

帰る時にどこかのおじさんが呟いてた。

夕焼けの方がよっぽど綺麗だと。


どこまで予約しとんねん。

15日にアップ予約の、ニューヨーク入港が何故かアップされてました。

もう見られた方、すいません、消しました。

また15日に見れます。もういりませんか?


15日の13時に出社します。

今日は今から歯医者さんへ行ってきます。
昨日から奥歯が痛んでます。
15日にはアゴが腫れてるかもね。

シングヴェトリル国立公園にて。

ビュッフェタイプの食事で長蛇の列です。


食べ物を置いたテーブルの前で、二重に並んだ列の背中越しに手が伸びてきて

食べ物を取ろうとしてるかの国のオバサンふたりに、割り込みは駄目ですよと

注意したら、素直にニッコリ笑って気がつかなかったわという顔をしたので

安心していたら、ちゃっかりと僕と由紀ねえの間に割り込んでいました。


きっと悪気はないんだ。気にしないだけだ。

最近、この国の人達の世界観が理解出来るようになってきた。


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ゲイシール(間欠泉)です。

九州に住んでる僕らには特に興味がないシロモノです。


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ほら、上がったよぉって程度です。


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一応、写真だけ撮っときましょうか。


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再びバスに乗って

シングヴェトリル国立公園にやって来ました。


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北アメリカプレートとユーラシアプレートの

割れ目がある世界遺産です。



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その割れ目を歩いていきます。


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由紀ねえと、奥さんです。


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反対側から来る人達もいます。


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広い!

この地殻変動があったときは、きっと凄まじい光景だったんでしょうね。


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学生かな?


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草むらに、こんな鳥を見つけました。

歩道の近くですが、ジッとしていたので気づき辛いです。


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只の割れ目じゃなく、歴史の舞台となった場所らしいです。


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僕が感動したのはこの川です。

鱒らしき大きな魚影がウヨウヨしてます。


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今日は歩き疲れたので、リージェンシーで夕食です。


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公園のお店でユーロを使って、チョコレートを買いました。

お釣りで貰った小銭なんですが、何故か、海のモノ達です。

コンチョに使えそうです。


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グトルフォスの滝です。


寒い。

5時に上陸予定だったのが、軍の船が入港したとの事で遅れました。

7時15分のツアー集合予定も、1時間以上延びました。


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あの、船から見えた雪を被った山と同じです。


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バスを降りてから気づいたけど、初めて由紀ねえと同じバスでした。


金の滝という意味の、グトルフォスの滝に向かいます。

この人達は、川の近くに降りる観光客です。


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僕らは崖の上に向かいます。


驚きの光景が見えてきました。



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最大幅70メートルだそうです。

迫力あります。


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帰りの時間の都合もあるので、下にはいけません。


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岩濡れてるし、水飛沫浴びそうだし。
夏ならいいけど。


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轟音です。


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見飽きない光景です。


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寒いのも気にならなくなりました。


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慣れてないので、雪道は歩きづらいです。


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やっぱり下に行くべきだったかなぁ。


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お土産屋さんの所まで戻ってきました。


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暖かい。


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超デフォルメした丸い羊のマグネットが気になります。


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ちょっとお土産にと思ったんですが、地元のお金クローナを持っていないし、

ユーロを使うのが面倒くさそうなので、諦めました。


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アイスランドはやっぱり、氷の国でした。


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今から食事です。

オーロラベルトど真ん中。


何事も無く夜が開けました。

寒いです。


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陸の山が全て、白い雪を被っています。


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明日の光のカーテンSHOWのリハーサルが

10時半頃から始まります。


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リハーサルが押して、11時からの水彩画教室には間に合いそうもありません。

一旦7階のセミナールームに道具を置きに行って先生に事情を話して

リハーサルに戻ります。


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リハーサル終了後に水彩画教室に戻り、急いで水筆で色鉛筆を溶かします。

当然、今日が締め切り日です。


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水彩画教室が済んだら、20分後にはバーピアノでウクレレクラブが1時間、

13時20分まで練習です。

今日は昼メシ抜きかぁ。



白い山の間を船は抜けて行きます。


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今日もオープンにしてくれた7階船首のデッキで

奇跡的に奥さんに遭遇。


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入り江の中に入ったり出たり、景色を見せるサービスだよと言う人も。


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遅い昼ご飯を食べて、再びバーピアノヘ。

14時半からラモタン企画の吉田拓郎ファンクラブです。


ここでがまかつのウインドブレーカーを着た、つじさんと、

金沢の浅井さんと仲良くなりました。

吉田拓郎もだけど、この三人釣りキチだと判明。

釣り師は直ぐに仲良くなる。


ラモタンに一回限りじゃなく、絶対またやってくれと切望。


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悪天候のため、フィヨルド内の小さな港に寄港すると、アナウンスがありました。


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今日は何かと忙しくて、疲れてしまいました。

8階のソファーで本を読んでると、クジラ出現のアナウンスがありました。

急いでデッキに出ましたが、残念ながらもう現われることはありませんでした。


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矢野さんが写真を撮っていました。

オーロラが見えないなら、せめてクジラだけでも見たかったなぁ。


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波へいで夕食です。

今日はリドが雨で使えないので、一般の人達にも波へいで対応します。

そういう訳でいつもよりお客さんが多いうえに、予約席でいっぱいです。

今夜は年輩のご夫婦と同席させて頂きました。


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波へいでツマミのポテトを注文すると、お腹いっぱいになってしまいます。

今夜もホッカホカのおでんを頂きます。


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波へいは、お寿司も普通に美味しくて、そう、何頼んでも美味しいです。

ところで、この船には無料の立派なレストランがあるのに

何故僕らは、有料の波へいに毎晩来るのでしょうか?

むこうが美味しくないから・・

いいえ、ちゃんと豪華で美味しい料理を頂けます。


全く別の理由です。

しかも、多分僕だけじゃなくて同じ理由で

4階のリージェンシーレストランに行かない人達がいます。

何でしょね。


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18時に全員の上陸許可が下りたとアナウンスがありました。

出港予定は24時だそうです。

外は冷たく真っ暗です。


知らない街に降りても何も分らないし、暗いし、冷たいし・・

寝ます。


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20時頃でしょうか、船のエンジン音がして、船は港から離れました。

ボンヤリした頭の中で、結局このクソ寒い夜に下船するようなモノ好きは

誰もいなくて、出港時間を早めたんだと解釈して熟睡しました。 が・・

「ねぇねぇ」と、奥さんから起こされました。

「又、船が港に戻ってるよ。」

そう、何だろね。

「ねぇねぇ、港に人がいっぱい集まってるよ。」


僕らのキャビンは4階で、丁度港の高さと同じです。

窓から斜めに覗いて少し様子が分りました。

どうやら、この船の乗客のようです。小さい子供達もいます。

みんな踊ってます。

なんで船に乗らないで、あそこにたまってるんだろ?

カーテンを閉めて、寝ました。



今日は21日です。

昨夜の真相が分りました。

聞いた相手は外にいた人でした。船に乗れずに1時間も冷たい小雨に打たれて

死にそうだったとの事です。踊ってたのは寒くて体温を上げるためだったと。


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もともと船の3階から港に掛けてた桟橋を、海の潮位が上がってきたので

5階に掛け変えたところ、桟橋が外れたらしいのです。

でも、離岸したのは何故でしょうね?


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絵の展示場に行ってみました。

他の人達と違って色が無いなぁ。

墨絵みたい。

仕方無いか、空も湖も灰色だったしなぁ。



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今日も雨です。

誰からもオーロラの話題が出ません。



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金田さん、登場です。

写真ないけど、オカリナオジチャン凄い人ですね。


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楽しく演奏が出来ました。


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キャビンで激甘のポートワインを頂きました。

ちなみにいつも出て来るこの机は、解体してないダンボール箱です。

役にたってます。

オーロラの事はすっかり忘れてます。

あきらめの良いほうです。



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オーロラベルト圏内間近の日記二日間

今日の日の出は8時00分です。

7時前にキャビンを出ました。

スタッフがまだ準備中です。


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甲板を歩く人は二人だけです。

ジム室に入り、筋トレ開始。

今朝はフラメンコの女性がひとりで、上腕筋を鍛えています。


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筋トレ後に、甲板を5周して、コーヒーを持ってデッキへ。

寒いので早々に引き上げます。


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今日は10月18日です。

明日、オーロラ圏内に入ります。


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ピアノバーではこんな時間にもう、ひとりで読書をしてる人がいます。

4人部屋では何かと窮屈なんでしょうね。


トイレの利用も、朝は他の人達を起こさないように

キャビンのトイレを使わずに通路のトイレまで行くと聞きました。

トイレの音って凄いですもんね。


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湖水地方の絵を2枚描き上げました。

船がかなり揺れてます。

岩井先生、辛いだろうな。


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今夜はキャビンで、日本からダンボールの隙間を埋めるために持って来た

食料を処分します。

奥さんの焼きそばUFOの香ばしい匂いが、キャビンに充満しました。

白ワインと頂きます。


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僕のはこんなのです。

いやぁ、日本のカップ麺は美味しいです。ホッとします。


カップ麺はまだまだいっぱいあって、船内で全て食べるのは不可能かもと

他の乗客に相談したら、Pセンターに持って行って、何処かの国の子供達への

食料援助に入れて貰ったら良いよとの事でした。


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10月19日の朝になりました。

キャビンの小窓から見える海は、恐ろしげにうねってます。

岩井先生、やつれてるだろうなぁ。


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毎朝8時半頃には、部屋清掃のためにイマットさんから追い出されます。

その間は、奥さんはラインが出来る場所を探して、船の中をうろついています。

僕は基本的にはデッキを走るのですが、今朝は雨で走れません。

ここは8階の航路図の隣かな?


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部屋に由紀姉ちゃんから電話があり、11時20分にアゴラに行って

ウクレレクラブの自主企画申請をやってと頼まれました。

いつもゲンさんがやってくれてるのですが、別の用事があるようです。

時間より早くアゴラに行きましたが、誰もいません。

30分程待ってやっと気づきました。

毎晩就寝前に1時間、時計を戻すように言われています。

どうやら、1時間早く来てしまったようです。

最近、毎日就寝前に1時間時計を戻す指示がきていますが

最後は日本に近づく度に、1時間進めるようにするんでしょうか?


再び11時20分に行くと、クジラさんとチカちゃんが来ていて

三人とも初めての申請です。

心配だったのか、後からゲンさんも様子を見に来てくれました。

バイーアの午前と午後がうまく取れました。


急いで、ブロードウェイへ走ります。



今日は、船に乗り込んで来たアクセルという、

オーロラの水先案内人の話があります。

オーロラの期待が持てる海域に向かって、船の舵をとるらしいです。


オーロラの仕組みと予報をして頂きました。


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天気予報を考えると、今夜がチャンスだということです。

逆に言うと、今夜駄目なら諦めろという事でしょうか。

そんな夢の無い話をしに来たの?


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お昼はリドでフォーです。

とにかく暖かい汁モノが欲しい気温です。

でも、海老がシナシナのオキアミみたいで、味は皆無です。


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今日は4階のリージェンシーレストランは、オーロラパーティ&ディナーです。

正装しての参加になるので行きません。


波へいの暖かいおでんを頂きます。

あっちのディナーがどんな料理を出すのか知りませんが

絶対、こっちのおでんが美味しいです。


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熱っつ熱の唐揚げです。

絶対こっちが美味しいです。


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これはリドから持ち込んだカレーです。

今夜は体力を使うかも知れませんので、しっかり食べておきます。


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20時に11階のデッキに、日本からこの時のためにわざわざ持ち込んだ

折り畳み椅子を置いて時を待ちます。

雨が冷たい。

風が冷たい。



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最初は僕ひとりだったのが、周囲を見回すとカメラの三脚がズラリ並んでます。

この人達のお陰で風をまともに受ける事が無くなりました。

でも、寒い。

船の灯りはオーロラを見るために、危険だけど消してあります。

早く現われろ。


オーロラやーい。


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21時18分そろそろ寒さの限界で離れようかと思った時、突然のアナウンスが。

右舷前方に現われましたとの事で、みんな一斉に11階の右舷へ。

みんなして、あれ?、あれがそうなの?あれ雲じゃないの?あれ?あれ?

寒い寒い寒い寒い寒い

ばったりと僕の奥さんに遭遇。この暗闇のこの人混みの中で奇跡的な遭遇。

寒いのでふたりで8階の通路の椅子に座って、オーロラチャンスを待つ事に。


原さんと由紀姉ちゃんが、一緒の席で飲んでいたので、部屋に戻り

アイリッシュウイスキーを差し入れし、0時まで待って帰る事にした。

船長がチャンと見ててくれるだろうから部屋で寝とこうよと

いつでも外に出られるように、防寒着を着たまま寝たのであった。


明日へ。




近況報告です。


皆さん、第99回のPボートのダイジェストの動画メール届きましたか?


昨日寝る前に気づいて、最後まで見てしまいました。

最初にひかるさんだぁと驚いたら、何故かエンドウ先生の大写しです。

いやーっ、みんな色んな事やってたんですね。

講義にも、お祭りにも、運動会にも、船長とのパーティにも

何にも参加してないから、知らない事ばかりです。

オーロラの場面はさすがに無いですね。



熊本の皆さん、元気ですか。

僕は元気に家に籠っていますよ。

別に病気じゃありませんので、ご心配なく。



今朝目覚めて、今日こそはみんなに電話連絡しようと思ってたら

突然、SYOUZOUさんがやって来ました。

ありがとうございます。



最近、やっと外出を始めました。

前は一日に一回は外に出ないと、いらついてたのが嘘のようです。

退職したら家に籠ると言っても、誰も信じてくれませんでした。

不思議ですね。


奥さんが出社したら、掃除して洗濯して風呂に入って、

今朝はパジャマを脱いで、直ぐにジーパンに着替えてみました。

駐車場に草が伸びてきてます。


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水路から侵食してきてます。

ハサミを持つと心がワクワクします。

何でも良いから手作業が好きなんですね。


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スッキリしました。


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植木市まで遠いので、コメリにやって来ました。

庭木の苗を買い、カードまで作ってしまいました。



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赤玉土と腐葉土に、少しの鶏糞を漉き込みます。

久しぶりの作業で、顔の筋肉が緩んでるのが自分でも分ります。


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多分、当分は長期の旅行は無いと思うので

6本衝動買いしてしまいました。


今回の旅行で、やはり数本の植物が駄目になりました。


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2種類の桃の花と、バラ科の花かいどう、それにビワとグミです。



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一番大きな鉢に、モクレンを植付けました。

真ん中のイチジクは、裏庭に旅行前に地植えしたモノだけど

元気に根を広げまくって、根切りに往生したヤツです。


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小さなシェフレラを買ってきました。

黒顔の羊に飾ります。


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旅行前の玄関が復活しました。


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ダブリン・ギネスビールの街へ。


今日は10月17日です。

ハロウィンは10月31日でしたっけ?

やっぱり関係あるのかな。

それともいつも売ってるのかな?


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このツバキの赤は、僕にとってはケルト人の色を想像させます。

多分、バグパイプを脇に抱えてるオジサンのスカートの色です。


日本ではスコットランドが有名だけど、小学生の頃に読んだ本の表紙に

バグパイプを抱えたオジサンが載っていて、その本の中身は

多分、英国ウェールズやスコットランドや

アイルランドの写真だったと思います。

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楽しい街テンプル・バー地区にさよならです。

どうせ酔っ払いの街だから、派手なら何でもいいんだ。


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車窓から、ハロウィン・ミュージアムと一瞬見えました。

このチャラサ感が好きです。そう言えば神社の夏祭りの

子供だましのテントとかよく入ってたなぁ。

時間があればちょっと入りたいんだけど、

こういうところが、車窓観光にいらつくとこだな。



ハロウィンはアメリカから日本にやって来たけど、

本来はキルト人達の祝日、キルト歴の大晦日です。


キルト人、つまり、アイルランド、ウェールズ、スコットランドの人達には

普通に生活の中に、習慣として馴染んでる文化だとすれば

10月31日にこだわらずに、その月になったら飾り付けを始めるとか

一年中飾ったままでもかまわない訳で。


キリスト教の国じゃ正月来るまでクリスマスツリー飾ってるし、

熊本の南の海の人達は、一年中しめ飾りを玄関の上に飾ってるし・・


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着きました。

ギネスのストアハウスです。


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1759年創業です。

黒のスタウトビール、日本じゃ単に黒ビールと呼んでるヤツです。


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この煌びやかな売店が、自由行動の後の集合場所です。


最上階でビールをタダで飲めます。

勿論、見学が済んでからという事なんでしょうが、

頭の中はビールの事しか無いので急ぎます。


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創始者のアーサー・ギネス氏です。

1759年創業と言ってもピンと来ないけど

この髪型見たら、いかに昔かというのが分ります。


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最上階までやっと着きました。

早速、カウンターに真っ直ぐ行き、ビール二杯お願いしました。


スタッフの兄ちゃんが目でOKの視線をよこし、ジョッキに二杯

ビールを注ぎ込むと、脇のカウンターに置き、他のお客さんの

対応を始めました。


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あのさ、お兄ちゃん、早く頂戴よ。

カウンターに置きっ放しです。

ちょっと不安が湧いてきた頃、おもむろにお兄ちゃんは

泡を長いスプーンで掻き出して、再び傾けたジョッキに注ぎ込みました。


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そうなんです。

完璧に1パイントを注ぐのに、119,53秒を要するとポスターに書いてます。

泡を落ち着かせるサージングという行程が長いんです。


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美味い。

麦の香りが強い。

ちょっと苦い。

でも、ここでしか飲めない味だそうです。



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ダブリン市街を一望出来る、ダブリンで一番高いパブです。


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奥さんがあの橋を写してと言うので何で?って言うと

娘に見せたいからとの事です。

一瞬、ギネスのマークにみえました。


ベケット1


ノーベル文学賞作家の、サミュエル・ベケットの名前を頂いた橋です。

何でも、娘が研究していた作家さんとの事でした。

聞いたこともない名前です。


ベケット2


初めて載せましたが、いつもキャビンからこうやって

街とお別れしているのです。


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ダブリンでは、マフラーを二本買ってしまいました。

寒いんです。凄い毛使ってるのに安いし。


記念にギネスのマグカップを買いました。



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アイルランドのダブリンです。


今日はアイルランドの首都ダブリンです。


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港からダブリンまで、リフィ川沿いに30分くらいですか。

バスはリフィ川の南岸に広がる、石畳の通りに入ります。


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午前中は、バスで車窓観光です。


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コンビニも普通にありました。


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細いビルの所為なのでしょうが、可愛い小さいお店が並びます。


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キチンと整列した住居アパートです。

煙突の数だけの家族が住んでいます。


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聖パトリック大聖堂だそうです。

ジュナサン・スウィフトが眠る場所です。

ふーん。  って感じです。

広い空が気持ちよく、思いっ切り背伸びしました。


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建ぺい率とか無かった時代の建物ですか。

違った。

これは一つの建物を、幾つかに縦割りしてるんだ。


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バスから降りて、自由行動になりました。


まずは、娘から送られて来たラインの地図を頼りに、

毛糸の諸々を売ってるお店を探し当てました。


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ここで、お土産用のマフラーを奥さんが買い込みました。

僕も自分用に一本購入。


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スマートなトラムが通る、トリニティ・カレッジ前を歩きます。


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後ろのジュエリーの店に、奥さんが50分程籠もりましたので

一人で散策します。


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降りてきました。


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煙草は吸いませんが、パイプには惹かれます。

中でお客さんと店主が顔を付き合わせての商談中でしたので、

入るのは止めました。


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雰囲気の良い街です。

地元のブランドを見て回りたかったのですが、

奥さんがいつ出て来るのか分らないので

あまり動けません。


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バスの待ち合わせ場所に戻ります。

大学が近くにあるので、学生の多い街でした。

トリニティカレッジには、世界でも最高峰の図書館があります。

「ケルトの書」を見るために、世界中から研究家達が集まります。


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テンプル・バー地区のアイリッシュ・パブです。


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アイリッシュ・ウイスキーじゃなく、ギネスビールでもなく

普通のドライビールを注文しました。

ここでギネスを飲む必要は無いかと、頭をよぎったからです。


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美味しい料理を頂いた後に、シンガー登場です。

驚いた事にキレイなバリトンで、しかもカントリーソングっぽい唄い方です。

何故この曲風と、アイルランドが繋がるのか不明でしたが

「カントリーロード」を大きな声で一緒に唄ってしまいました。


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店を出る時に気づいたけど、この背中って

ゲンさん夫婦じゃん。


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最近入った飲食店の中に、必ずと言って良いくらい、

不気味なゴーストが飾られています。

街の中にも、ゴーストの商品のお店を見かけます。


ハロウィンとかのシーズン? それとも、そういう文化?


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アイリッシュパブの聖地を離れて、今からビール飲みに行きます。

こういうツアーが好きなんです。


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ピーターラビットの続き。


ビアトリクスの話をもう少し。

彼女は15歳から31歳まで、暗号を使った日記を綴っています。

この暗号日記は、死後10年以上掛かって解読されました。

日記の内容は、わざわざ暗号にするほどの内容ではなかったそうです。


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39歳の時に両親の反対を押し切って出版社の男性と婚約をしましたが

婚約者はプロポーズの一ヶ月後に病死しました。

反対の理由は家柄が違うとの事でした。

46歳の時に弁護士ヒーリスと、両親の反対を押し切って結婚しました。

反対の理由は、格が違うという理由でした。

結婚してからは、ヒーリス夫人と名乗り、他人にもそう呼ばせました。

ビアトリクス・ポターの名前を捨てたのでした。


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創作活動を止めた理由のひとつは、目が悪くなった事と、

農場経営にやりがいを見出した事です。


特に、ハードウィック種の羊の保護育成に取り組み、寄付した土地には必ず

ハードウィック種の羊を飼う事を条件としています。


死期の近づいた事を知ったビアトリクスは、羊飼いのトムを呼び、

その晩に亡くなりました。

トムは遺言通り、ビアトリクスが初めて購入し、一番大事にしていたヒルトップ

(ここだけは誰にも貸し出したら駄目だと遺言していた)に散骨しました。


散骨場所は、夫にさえも秘密にしなさいと・・・

そして、現在も分っていません。



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ピーターの姉妹達、フロプシー、モプシー、カトンテールです。


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これはいとこのベンジャミンです。


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ハイ、これを最後の写真にします。


慌てて、服も靴も脱げてしまいました。

後ろの靴は、ピーターのお父さんを肉パイにしちゃった

マクレガーじいちゃんです。


マクレガーじいちゃんはピーターの服と靴を

新しく作ったかかしに使ったとさ。


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直ぐ近くのレストランでメシです。


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ちょっと室内の灯りの色が、気になったのですが・・


ラインが繋がりました。

奥さんが日本のみんなに連絡を始めました。


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えっ、この光のまま?


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これは何だ。スープ?コーヒー?

本来の色が分らん。


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何考えてるんだ、この店?

桃色の肉に、オレンジ色のポテトって・・

しかも真っ赤なのは何?




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もう、味も分りません。


驚いた事が起こりました。

奥さんが連絡したみんなが、ピーターラビットが昔から大好きだって

えーっ、そんならお土産買って帰らなきゃ。


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という事で、じつはこの後、お土産探しに凄い時間を掛けました。



船着き場に戻ってきました。

ここの白鳥はメチャクチャ人慣れしてます。


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ピーターラビットのお店を2軒廻って、買いまくってます。


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このよく分らない鳥も、かなり人に慣れてます。


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世界中からピーターラビットに、逢いにきてます。


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日本人の観光客が多いのは

キューピーとアオハタと、どっかの銀行のお陰でしょうね。


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羊の牧場なのか、雑草を取らせてるのか。

遠すぎて羊の顔が見えません。


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僕の好きな、顔の黒い羊君がいます。


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時々、羊の尻尾ってどんなんですかと人に尋ねる事があります。

勿論、僕は知ってますが。



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羊を見た瞬間に、いつも先ず、尻尾の確認をします。


今回は顔を確認したいのですが、見えません。

ビアトリクスの愛したハードウィック種の羊は顔を見ると分るんです。

羊の中で一番笑えるのんきな顔してますから。


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船に戻ってきました。


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お土産をキャビンで広げてみました。

割れ物をこんなに持って帰るのは大変そうだな。


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これは誰が貰うんだろ?


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これは誰んちへ行くんだ?

全然決まってないか。

いつもの事だけど、我家には何も残らないんだろな。


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最後に、




可愛い絵ですよね。

服のボタンを掛けてるところですか。


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これが僕が描いた絵です。

全然可愛く無いですよね。

子供を締め上げてる母親ですよね。

目、血走ってますよね。


でもこんな風になってたんですよと説明しても、誰も分ってくれません。


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ほらね。


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ようこそピーターラビットの世界へ。


ピーターラビットのミュージアムです。

物語の場面をリアルに再現したアトラクションです。




先ず、ピーターの生みの親のヘレン・ビアトリクス・ポターの話をしましょうか。


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おじいちゃんは、会社経営者で国会議員です。

おばあちゃんちも、木綿で財を成した資産家です。


父親は弁護士なんだけど、仕事しないで趣味の写真に熱中しています。

だからビアトリクスの幼い頃からの写真が、沢山残されています。


ビアトリクスが生まれた時には、5人の使用人がいて、

生まれて直ぐに、乳母を雇い入れてます。


つまり、深窓のご令嬢だったのです。


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彼女の母親のファーストネームもヘレンだったために、

彼女はセカンドネームのビアトリクス、あるいはBと呼ばれていたそうです。


そして、当時のお嬢様がみんなそうだったように

彼女は生涯学校に通わず、家庭教師に教育を受けていたのです。


もし彼女が、学校に通っていたら

ピーターラビットは生まれていません。

と、本人も言ってます。



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少女時代は、飼っているペットを観察しスケッチし、

いつも何かの絵を描いて過ごしました。


母親からは近所の子供達と話する事を禁止され、弟が生まれるまで

部屋で乳母と暮らし、階下に降りて来るのは

食事の時と、両親へのおはようございますと、おやすみなさいの

挨拶の時だけだったという事です。


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ポター家はロンドンのサウス・ケンジントンに住んでいましたが

避暑地をスコットランドから、ここ湖水地方の

ウインダミア湖の湖畔に移しました。


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ここで、ナショナルトラストの創設者、当時牧師だったローンズリーに出会います。

ナショナルトラストとは、18世紀に始まった産業革命によって、美しい自然が壊され

危機感を憶えた人達が自然を保護し、次の世代へ伝えようとする運動です。

ポター家も賛同し、第1号の終身会員になっています。


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ビアトリクスは印刷機の購入資金について、叔父さんから、親族に送っていた

クリスマスカードを販売するよう助言を受け、出版社に持ち込み

その場で6枚のカードが、6ポンドで売れてしまいました。

これが最初のきっかけでした。


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ビアトリクスは、自分の元家庭教師アニーの子供達に

たびたび、絵手紙を送っていました。

アニーの5歳の男の子ノエルにウサギの話を送りました。



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「ノエル君、あなたに何を書いたら良いのかわからないので、

4匹の小さいウサギのお話をしましょう。

4匹の名前はフロプシーに、モプシーに、カトンテールに、

ピーターでした・・・・・」     ビアトリクス


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ビアトリクスはアニーの勧めに従い、これを出版社に持ち込みました。


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ピーターラビットの物語の制作は僅か11年ほどでしたが

その間の収益で湖水地方の土地や建物を買い、

ナショナルトラストに寄付された土地は、4、000エーカーを越えました。

1エーカーは約1,224坪で、畳2,250枚です。

4,000エーカーという事は、489万6千坪という広さになりますか。


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じゃぁ、入ってみましょうか。


ジギタリスの花咲く森へ、アヒルのジマイマが帰ってきました。


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家には可愛い子供達が待っていました。


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こいつが主人公のピーターです。


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別名おしゃべりジマイマです。


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話をしてる相手はキツネの紳士です。

ちなみに持っている新聞にはピーターの記事が。


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アナグマのトミーが背負ってる革袋の中には、ベンジャミンと

フロプシーの子供達がさらわれています。


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ベンジャミンとピーターがトミーを追いかけると、キツネのトッドの家に隠れます。


トッドは自分のベッドにトミーが寝てるのを見て、水の入ったバケツをセットして、

しかし、落とす前にトミーは目覚め、2匹はつかみ合いになります。


その間にピーターとベンジャミンは、子供を救出しました。



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ペティトー おばさんと8匹の子供達です。


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ペティトーおばさんの8匹の子供達のなかの

ピグリン・ブランドとアレクサンダーです。


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ティギーおばさんです。


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ティギーおばさんは、洗濯好きです。


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リアル過ぎます。


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ジェレミー・フィッシャーです。

もうちょっとデフォルメして、ごまかせなかったかなぁ。

泣き出す子もいるんじゃないかな。


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ピーターの妹、フロプシーと子供達です。


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あと、もうちょっと続きます。


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リバプール湖水地方にて。


夜明け前のリバプールです。

船からビッグベンみたいな時計塔が見えます。


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バスはイギリス的な住居が並ぶバイパスを走ります。

ひとつの屋根の家屋に、ふたつの玄関とふたつの煙突があります。

他人同士で同じ屋根だけを共有しています。

それぞれの玄関と庭は、やはり、それぞれ住んでる方の個性なんだろうけど・・

何故?


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ハイウェイに乗って湖水地方へ向かいます。

白い点々は、羊です。


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トイレタイムのサービスエリアで問題が起きました。


毛糸の帽子をふたつ持って、レジに行き、

娘から貰った10ポンド紙幣を出したところ、受取りを拒否されました。

銀行でチェンジしろと言われました。

別に持っていた5ポンド紙幣はOKで、これで購入する事は出来ました。


バスに戻って現地のガイドさんに尋ねると、最近英国の紙幣が変わったそうです。

だから拒否されたんでしょうとの事です。

これが娘から貰った、ちょっと前まで使ってた10ポンド紙幣です。


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これが今の10ポンド紙幣です。

薄いプラスチック製で、何の為か知らないけど、一部透明です。



普通に商品を売って、貰った旧紙幣を銀行に持っていくという

発想はこの国の人には無いんでしょうか?


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ウインダミア湖の湖畔に着きました。

天気が怪しいです。


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赤くてオシャレな蒸気機関車がやって来ました。

ここ、駅か。

この蒸気機関車に乗って川沿いの景色を楽しむ

乗車体験のツアーもありました。


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僕らのツアーはこれです。


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さぁ、乗り込みましょうか。


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船に乗った瞬間、雨が降ってきました。


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視界もぼやけて来ました。

何も見えなかったらどうしよう。


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寒いし、靄ってるし、誰もボートに乗ってないし・・


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誰の所為だ?


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大きくて白い髪で赤ら顔の人達だらけです。


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ぼやけてるけど、これはこれで良いか。


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灰色の空と湖、雨にくすんだ深い緑が綺麗です。


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白い壁が映えます。


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第一回目の水彩画教室の発表会には

この風景を描きました。


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そろそろ終了みたいです。

白い鳥が、陸にいっぱい見えます。


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美しい街が見えてきました。


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人なつこい白鳥達が、迎えてくれました。


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街に向かって歩いて行きます。


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何処に行くのでしょうか?


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ご飯かな?


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相変わらず、ツアーの行程表を見てません。


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どこかで見たような、如何にも英国の田舎らしい街です。

ボウネスという街です。


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こっちが先だったのか。

湖水地方をこよなく愛した、ビアトリクス・ポターの博物館です。


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さて、ピーターラビットの世界が待ってます。


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近況報告です。

金田さん、ラモタン、ありがとうございます。

元気でやってます。

U君へ・・「横浜ホンキートンクブルース」OKです。

     「浅草キッド」も「スタンド・バイ・ミー」も、OKです。

     加川良の「流行歌」は完璧です。 が、「小指ちゃん」は本気ですか?

     「小指ちゃん」以外の、コード表も練習も終わりました。

     こちらからのお願いですが、「アンマー」も入れてください。

     それから昨日言われた木村の「胸が痛い」はまだ何も揃えていません。

      最後に、Gコードの「プカプカ」はやめようよ。


そうそう、金田さん、昨日のヤフーニュース見ましたか?

船内でも募集掛けてた「エコシップ」ですけど、2020年3月完成予定が

2022年3月に延びたそうです。

船が完成してないのに、金貰ってたそうです。流石、ジャパングレイスですね。

坂本さん、大丈夫ですか?


それと、初めて知りました。

もともとピースボートって、三人の学生が、日本は世界から

どんな目で見られているのかを知る為に企画設立した船だと

ボンヤリした情報は持っていたのですが

その内のひとりは、立憲民主党の辻本清美さんだったんですね。

なんか・・やっぱりって気がしました。


知らないのは僕だけだったりして・・

神戸の子から、船に乗ったきっかけを聞かれた時に、

世界の実情を知って、平和に少しでも貢献したいためですとか

答えるべきだったのかな?


もう2月に入ってしまいました。

基本的に家に籠もったままですが、最近ようやく自分らしくなってきました。


籠もってると言うとイメージが悪いですが、

毎日、奥さんが出社した後、台所をキレイにして、洗濯して、部屋を掃除して

ブログを書いて、昼食摂って、楽譜を調べて練習して、園芸店に遊びに行って。

ちなみに、掃除も洗濯も料理も大好きなんです。



昨日久しぶりに外に出ました。

山に行く途中で、ブックオフにちょっと寄り、購入。

特にきれい好きという訳ではないのですが、目の前に除菌ペーパーがあったので

拭いてみました。ベッドに持ち込むのでやってみました。


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今は、ケーナの袋を何の革を使って、どんな形にしようかと思案してるところです。

今年の第一作目は、ケーナの袋です。


最近、遠藤先生からお電話を頂き、まだやってるかと聞かれたので

毎日、先生から頂いた楽譜は一回は通しでやってますと

少し嘘をつきました。



地元のみんなにも、日本に帰ってきてからまだ一度も会っていません。

風邪が長期化したせいもあるのですが、まだ体調に少し不安があるからです。


来週から外出しようかと考えています。

早くしないと、春の園芸祭りが終わってしまいます。


奥さんから旅行中に買った激安のバッグの

ベルトの交換も頼まれています。


最終的にはベルトだけじゃなく、全てのパーツを交換する事になるかも。


追加


SIBA君へ。

今、社長から電話がありました。

再来週に会社に行きます。

ひっさしぶりだね。



ア・コルーニャでした。


ピザ屋さんを見つけました。

これ買って船で食べよと、奥さん。



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それは後にして、小道散歩を続けます。


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ありました。

忘れていましたが、ポルトでは大砲を見なかったような。


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港に向かって右方向の端まで、行ってみました。

疲れたーっ。

一旦、海側に出てみます。


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僕らの船がそこにありました。


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こっちから見たらこんな感じか。

四角って、どっちから見ても同じです。

面白くないですね。

左方向を攻めてみます。


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いつかどこかで出会えるだろうと、確信していたお店です。


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ナイフを見た瞬間、船に持ち込めるのかなと考えてしまいました。

あの怖い顔のオジサンから何か言われるかな?


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もし、体調が良くて、歩き疲れていなかったら

店に入ってたと思うんだけど、今思うと何故入らなかったんだろ?


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刃物なら、なんでも置くぞって感じが好きだなぁ。



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ウクレレに、首紐を付けるための吸盤フックが無いかなと探しに入った店で

商品を見てるうちに、あれっ、全部どっかで見た商品だぞ・・

外に出て看板見たら、渋谷にもあるフライングタイガーでした。


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こっち側は新しい街でした。


下着代わりのTシャツ購入。

実は下着をそんなに船に持ち込んで無くて、

毎晩、風邪を治すために着込んで寝て汗に濡れた下着を洗濯に出して

代わりにTシャツを着て寝てるんだけど、それも足りなくなってるんです。


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うーん、こっちは普通の街でした。

なんか安心できました。


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みんなこっち側に住んでいて、旧市街はカフェに行く街って感じですか。


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一旦、船に帰る途中で記念写真です。

天候が怪しくなってきました。


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キャビンで頂きました。

ふたつが当たりで、ひとつはハズレ。



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再び、旧市街に戻りました。


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残念です。やはり雨になりました。


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こんなノブを時々見ました。

趣味悪いと思います。


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美しい煉瓦や石造りの旧市街が多い欧州ですが、

ひとつだけウイークポイントがあります。

自信を持って言えますが、全ての街の

トイレは殆ど壊れています。





プロフィール

ボエム

Author:ボエム
灰色の鶴の舞立つ漁村生まれ。
終の棲家探しへ。

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