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描き始めようかな。

目覚めのベッドの中で、昔の事を思い出してた。


神戸元町のアカデミー画廊と、芦屋の滴翠美術館の事です。


アカデミー画廊の社長に、どんな画家さんが好きですかと問うと、

沢山描いてくれる人ですと答えられ、若かった僕は

少しガッカリした憶えがあります。


年に1作品の大作を描く画家さんより、年間に数十枚の作品を描く画家さんが

画商としては商売が成り立つのだ。

確かに、確実に在庫を生み出す画家さんで無いと、画廊に並べる事が出来ないか。

在庫が少ないと売上げの少ない、中古車屋さんと同じか。


芦屋の滴翠美術館には、日頃乗らない阪急電車で森の中の駅で降りて

美術館への道すがら、外車や庭のプールを垣根の隙間から覗きながら

向かった憶えがあります。


遠い昔の記憶なので、起きてネットで探してみました。

アカデミー画廊はもう見つける事は出来ませんでした。

滴翠美術館はあったのですが、館内に展示場の施設の説明がありません。


確かに滴翠美術館で、自分の作品の展示をした記憶があるのですが

記憶違いなのか、経年劣化の脳味噌の隙間を埋めた妄想なのか・・・


著名な画家さんが、僕の静物画のレモンの絵を観て

「落としたら割れそうな、ガラス細工の様なレモンですね」と言われ

当時そんな画風を目指してた僕は、褒められたと勘違いしました。

若いだけが取り柄の恥ずかしい時代でした。


18歳の時に、展示していた絵が初めて売れました。

売るつもりなど全く無かったけど、そんなに好きになってくれたのならと

材料費だけ頂きました。

店に飾るから、いつでも飲みに来てと言われました。

まだそんな夜の店に入った事も無いし、無料と言われると

かえって行けません。

結局一度も行かずじまいで、売ってしまった事を少し後悔しました。



昔、鶴屋の近くの通りに、日動画廊の熊本支店がありました。

支店長のM女史と仲良くなり、入社を誘われました。

当時社外役員だった、熊日新聞OBのエラいさんに相談すると

ここはおとこが働く会社じゃ無いよと言われ、納得してやめました。

もし、入社してたら今頃どうなってたんだろね。


僕の部屋は、クラフト道具や釣りや山やらのモノであふれかえっています。

今日はそれを、キレイに片づけようと思います。

イーゼルを開いてキャンバスを置いてジックリ座る空間を確保しなきゃ。


ずっと、描きたいと思ってる人物がいて、ずっと気になっています。

多分、葉巻売りのおばちゃんです。

そろそろ描かなきゃ。


どこの街角だったんだろ?



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Author:ボエム
灰色の鶴の舞立つ漁村生まれ。
終の棲家探しへ。

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