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釣り回想録 甑島のサメ騒動

もう、あんたたちゃ、へたなぁ。
船頭があきれかえっています。

ついさっき、5,6キロありそうな真鯛の引きを楽しんで、
船まで30メートルくらいまで寄せてきたとき、ふっとバレてしまいました。

びっくりしたのは僕です。ウソだ!僕がバラす筈ない。
M氏とふたりで、これで連続3回バラしてしまった。
これだと船頭から何言われてもしょうがない。

次にM氏がヒットし、慎重に寄せてきた。
海面下10メートルくらいか、キラキラと魚体が光を反射している。

でかいな・・・と思った瞬間、何かの影がかぶさった。
とたんに反射鏡の様な大きな丸い光が、小さな四角い光に変わった。
M氏が、あーっと声をあげ、後ろにひっくりかえった。
どでかい真鯛の顔だけが船上に飛び込んできた。

何が起きたのか一瞬分からなかった。
船べりの海面に又,黒い影が浮かび上がってきた。
その奇妙な頭の影ですべてが理解できた。
ハンマーヘッドだ。

ハンマーヘッドB



遠くでヒットした真鯛を僕らの船の下で待ち構え、喰いついたのだ。
バレたんじゃない、こいつが喰い切ったんだ。

M氏は真鯛の大きな頭をクーラーボックスに閉まった。
釣った証拠だけでも持って帰ると言う。
M氏は変わった魚を釣ると、必ず子供に見せると持って帰った。

そういえば、僕もウナギかハモかヘビか分からない,でかいやつを
何匹もクーラーボックスに入れて持って帰ったことがある。
台所から奥さんの悲鳴が聞こえた。

船頭がイカリを上げ、ハイスピードで移動した。
つぎに釣り上げようとした真鯛も同じ運命になった。

さらにスピードをあげてかなりの距離を走った。

魚を寄せてくると道糸の先に向かって一直線に泳いでいくサメが見える。

駄目だ、サメが船底から離れん。船頭があきらめた。


ハンマーヘッドA


しかし、サメが狙うのは真鯛だけだった。
クロもイサキも無事にあがってくる。
結局、その日は真鯛をあきらめた。




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Author:ボエム
灰色の鶴の舞立つ漁村生まれ。
終の棲家探しへ。

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