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あの日の事。

手に取って、心がときめかないのは廃棄すべし。

分かっちゃいるんだけど、手に取って殆どのモノにトキメイテしまうのだ。
よっぽど過去の自分が好きなんだろな。

5年前の事を思い出してみました。
初めて九州に東急ハンズが来ました。
それまで広島の東急ハンズに通っていましたから、
随分嬉しかったのを覚えています。

初めて博多の東急ハンズに出掛けた3月6日の日曜日、
新幹線の開通のイベントで、博多駅ビルの天空の上で
鹿児島県の観光イベントが大々的に開かれ、どうした熊本と思ったもんです。

新幹線の開通と同時にくまモンが誕生しました。
5年経ってこんなに有名になるなんて誰も想像しなかったでしょうね。

そして5年前の今日3月11日、
テレビ画面からは、現実と思えないような悲惨な光景が
悲鳴と共に流れてきました。

東京の街は帰宅難民で溢れました。
娘からは上司の家にいると連絡がありました。

翌日のJRの新幹線開通イベントは取り止めになりました。
この日、帰省すると地元の駅では予定通りにイベントは開催されていました。
母とグルメ会場を回りながら、被災地から遠く離れたこの地では
新幹線開通を祝っていました。

被災状況がテレビを通じて分かってきました。

ハンズマンに開店と同時に入り、カンテラと単一乾電池を大量に購入し
東京の子供達に送りました。
レジの回りは同じ考えの親達で溢れていました。

それから12日後、
ロンドン・サウスケンジントンの自然史博物館にある、
神戸の震災後の街並みを再現してあるフロアにいました。

地球の隅っこの国に起きた天災をリアルに扱っていてくれてる事に感謝しました。

日本のテレビ局が放映しない悲劇的なシーンが
ホテルのテレビから流れてきました。

帰国時の電気を消した暗く広い成田空港を、今でもはっきり憶えています。

あれから僅か5年です。
僅か5年で何事も無かったように、東京の夜の街は明るく、
海外の観光客で盛り上がっています。

日本は、住むには危険な国です。
四季があり、美しい国です。
逞しく、信頼できる人間達の住む国でした。



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Author:ボエム
灰色の鶴の舞立つ漁村生まれ。
終の棲家探しへ。

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