上通りのとみたさんへ。
雨の土曜日です。
とみたさんへお邪魔します。
一階で雨で濡れた折り畳み傘を、苦心してカバーに入れていました。
その様子を多分、お店の中で見ていたと思うのですが。
二階に階段で上り玄関に入ると、女将さんと板前の女性が
正座して待っていてくれました。

清潔で清楚な部屋に通されました。
丁度落ち着く広さです。



箸置きは小さな器に水を張り、紫陽花を一片落としてありました。

外の雨のお昼の空気が、器に漂っています。




刺身のお醤油は、白醤油と出汁と生麩です。


凄い器だと見詰めたら、それは京都の乾山だと教えてくれました。
大将が京都に行って買ってきたそうです。



軽く火を通した烏賊ととんぶりが絶妙です。

ウナギの蒲焼が香りと共に運ばれて来ました。
丼が激熱です。
丼ごと火にかけてるような。
ご飯が陶器の底でお焦げになりそうな具合に熱いです。


最後に抹茶茶碗を楽しめます。
とても良いお茶碗でした。

地震はどうでしたかと大将にお聞きしました。
建物は被害が無かったけど、食器が全滅したそうです。
又、来ますと、雨の止んだ肌寒い街に戻りました。
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