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ラムはホントは美味い話

我が家では数十年も昔から中国産の食品は買いませんでした。
奥さんが厳しくチェックしてました。

ミールクーポンを手にして出かけました。
すべてはJALパックのガイドさんが予約して、僕らは貰ったメニューを指さすだけ。
何も喋る必要もなく、すべてお店でやってくれます。
そういう話でしたので、気楽に出かけました。

20時にドルーアンという店を探してパリの街を歩きました。
木のドアを音を鳴らして入りました。

ドルーアン


金髪の女性スタッフがニコニコしながらなんですか?って顔です。
ミールクーポンを出して見せました。
男性のスタッフ達と顔を見合わせ困った顔をしています。

いやぁ、予約できてないじゃん。
こちらも困ったが、向こうも困ってる。

とりあえず、勧められた席に着きました。

ドルーアン店内


メニューを持ってきたので、JALパックのガイドさんから貰ったメニューを見せると、
それは一例ですから改めて選んで下さいとかなんとか。
うそぉ。
日本語メニューを頼むと、Mr.Bean顔のチーフが無いと答えました。

それから、娘が一生懸命やりとりして、やっと注文が決まりました。
現地の無責任なガイドさんに怒ってます。
お店の人達が困ってるじゃないのと、お店側に立ってます。

僕はラムを注文。
実は僕はラムもマトンも羊の肉が大嫌いです。
子供の頃から田舎のジンギスカンが大嫌いでした。
北海道のレストランでも吐きそうになりながら処理しました。

なのに、いつも注文します。美味しい筈だと信じたいんです。
シェフの腕前をみたいんです。

ここの羊は美味い。
生まれて初めて羊を美味いと思った忘れられない記念日になりました。
料理は今までのフランス料理で一番でした。

僕はフランス人の柔道家は大嫌いですが、シェフは大好きです。

娘が大振りのジェスチャーでフランス語まじりの英語で喋っています。
カルロス・ゴーン社長顔のチーフは娘が席を外している時は僕らに近づきません。

シェフが僕がラムを注文した事にとても喜んでいると伝えに来ました。
きっと、自慢の一品だったんでしょうね。
色々迷惑をかけたのでチップをたくさん置いてきました。

娘には悪いけど、とても楽しいディナーでした。
まじに、現地ガイドさんに感謝です。

この店でゴンクールという文学賞の選考発表が行われます。
1880年創業です。ルノアールなどの画家や作家が集うレストランです。

以来、ラムを見ると娘の悪戦苦闘の姿が浮かんできます。

それにしても、僕ら夫婦だけだったらどうなっていたんでしょうね。

中国の羊肉を目にする事もないと思うけど、もし万が一今後ジンギスカン料理を
頂く事があったとして、中国の倉庫の赤土の土間に置かれた狐や鼠入りの羊の切肉と
この店のラム料理のどちらを思い出すのでしょう。

答えは分かっています。
僕はいやな記憶は無意識に消し去ります。防衛本能です。
キツネ入りの羊肉なんて、へーっ、昔そんな事あったっけ?で終わりです。
で、この店の楽しい時間を想い出すのです。

忘却とは死者に対する冒涜では無く、生きる者への、神が与えた恩恵である。

これ誰の言葉でしたっけ?


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Author:ボエム
灰色の鶴の舞立つ漁村生まれ。
終の棲家探しへ。

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