ボブ・マーリーの事。
本日、パナマ運河通航終了しました。
由紀ネエは、昨日ガラパゴスに行ってしまいました。
いつかは僕も行ってみたいもんだ。
今日はボブ・マーリーの話です。

今夜の8時過ぎに、ブロードウェイで講演開始です。

ボブは、ジャマイカ最大の建設会社を経営していた白人の父親と
ジャマイカ人の母親の元に生まれました。
この時、父親は61歳、母親は16歳でした。
両親はボブが生まれて直ぐ離婚し、母親とその家族と共に育ちました。
10歳の時に父親が死に、それまでの経済的援助が絶たれました。

母親はボブを連れ職を求めて、スラム(トレンチタウン)に移り住みました。

ここからは、昨日パナマから船に乗り込んできた
この人の説明を流します。

ドニーシャ・プレンダーガストという女性です。

ボブ・マーリーの孫娘さんです。




























少し話をさせて頂きます。
ボブ・マーリーを語る上で外せないのが、ラスタファリ運動です。
ボブを通じて、世界中が知ることになりました。
宗教ではなく、思想運動であり、人生観と考えるラスタファリアンです。
その戒律のひとつに
例え髪の毛であっても、自分の身体に刃物を当てる事を禁じています。
その為、頭髪が絡まって房状になったドレッドロックスが特徴です。

自然回帰指向のラスタファリズムにとっては、大麻は神聖な植物であり
単に薬草として扱われ、大麻の使用は正当な行為です。
基本的に菜食主義者で、しかも、自然のまま食べなくてはいけません。
塩やスパイスを加えるのは禁止で、禁酒も戒律のひとつです。
代わりに野菜スープやジュースになります。
聴衆の黒い帽子の女性から、大麻等の使用についての質問がありました。
ドニーシャの答えは簡単でした。
「日本でも歴史的には大麻を通常に使っていました。
アメリカがやって来て、違法なモノとして禁止したのです。
アメリカは貧しい人達が大麻等によって
経済的に自立出来ないようにしてるんです。」

ラスタファリアンのボブ・マーリーは足の指に出来た小さな皮膚癌(メラノーマ)の
部分切除を断り、脳腫瘍と肺への癌の転移で僅か36歳で亡くなりました。
黒人は皮膚癌にはなりにくいのですが、彼は白人の血を受け継いでいました。
キングストンで国葬にされました。

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