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音楽との出合い

いつの頃から音楽に興味をもったかというと、音楽というより、きっと歌詞なんだろうけど、
田舎の製材所のお兄ちゃんが東大に合格してみんなで集会所でお別れ会をやったんだけど、
そのとき、誰かが、フォーククルセイダースの「何のために」をギターで歌ったんだ。
風にふるえるオリーブの花っていう反戦歌。

何のために

それから高校入試の受験勉強の時、なにげなく点けたラジオから深夜放送が流れ、
こんな時間にまだやってんだの15の夜でした。ラジオを聴くためだけの徹夜が続いた。
ばあちゃんが朝まで勉強してるねと誉めてくれる。母も喜ぶ。

高校入学の日、中庭で先輩達のフォーク集会に耳を傾け、岡林信康を知ることになりました。

岡林信康

次第次第にプロテストソングに染まり、高まる学生運動にまわりもそわそわしはじめる。
級友も、先輩達の卒業式に校長第一声と同時に椅子の下に隠していたヘルメットとタオルを
取出し、大声でナーンセンスと叫び卒業式をぶっ壊したおかげか、一週間後学校に
戻ってきた時には、先輩たちに殴られたらしく顔がぼこぼこだった。みんな笑ってむかえた。

自転車で山越えして隣町に拓郎のレコードを買いに行ってた。

吉田拓郎

今では僕らの町のほうが都会っぽくなったけど、当時はこの手のレコードは隣町にしか無かったんだ。
隣町に高石友也とナターシャセブンが来て、触れるくらい近い前に座り込んで、初めての、
バンジョーのタンタカ音とスプーンのチャカチャカ音にしびれてしまった。

高校三年生の夏休みにデッサンの勉強の為に鹿児島の町に1週間いた時に、小室等のLP
「わたしは月には行かないだろう」を購入。
このLPの中の曲「比叡おろし」は文化祭で4人でグループを作り歌った3曲のうちのひとつ。
あとの2曲は五つの赤い風船の「遠い世界に」と、こうせつの「あわれジャクソン」ってやつ。

五つの赤い風船

ギターの弾ける級友とコーラスをお願いした女子ふたりでした。

18歳の時、某所にロックキャンディースのちんぺいちゃんの新グループ、アリスを聴きに行く。
まだちゃんと髪の毛があってかっこよかったんです。今みたいにビッグになるなんてね。
「明日への讃歌」は名曲です。今でもカラオケで歌ってるし、一番ギター鳴らしたと思う。

アリス

熊本の郵便貯金会館に五つの赤い風船がやってきました。その頃にギターを始めたかな。
ちょっと弾けるようになると、すぐオリジナル曲を作ったけど、
簡単なコードの繰り返しに、漢字の多い歌詞だったな。
人間として生まれて来、動物として死んでいく、知っているのさ明日の日は絶望の中にあることを。
傷つくことにも慣れた筈、忘れることにも慣れたはず、はかなく敗れたあの夢は今では遠い苦笑い。
って、暗あああああああ。

昔は阿蘇の野営ステージによくミュージシャンが来てました。
阿蘇の喫茶店でカレー食べてたら後ろのテーブルに加川良が来てました。
ステージに上がると、客席から俺達を扇動してくれよおおおお!とやられてましたが、
その頃の若者って何を扇動して貰いたかったんでしょうかね。

加川良

加川良といえば、アメ横で畠山みどりに会いました。なぜ畠山みどりかというと、加川良の教訓Ⅰを
カバーした事があって、世間をびっくりさせました。ほんのひとつまみの世間ですけど。
そういえば、カントリーゴールドの屋台で、なぎらけんいちにぶつかったな。
それに昔住んでたアパートの隣のSさんの部屋に友部正人が遊びに来てました。
友部の歌詞はストレートに心に入ってきます。

足をひとつ踏み出すごとに影はうしろに伸びてゆきます。~しんせいひと箱分の一日を指でひねって
ごみ箱の中。・・・(一本道より)
もつれた足を夜汽車にまたがせて、一晩眠ればもう長崎。~
風に髪の毛、結わえ付けて、丘の上にぶらさがってる。(長崎慕情より)

友部正人

初めてSさんの部屋でSさんのオリジナル曲を聴かせてもらっているうち、ふと途中から
僕もくちずさんでいた。
君。不思議な人だね。これ僕のオリジナル曲だよと言われた。
加山雄三の映画でこんな場面あったっけ。

もう3年も前のことかな。宇土の喫茶ポケットのコンサートでSさんに会いにいって、
どこかのご夫婦がウクレレで歌われたのですが、妙に気になって、何という曲ですかと訊ねると
クール長崎とハイビスカスのホノルル慕情という曲ですと答えられました。変な名前って、つい笑ってしまいました。
その後、あちこちのCDショップを訊ねたんだけど、かならずカウンターで笑われた。
結局、手に入れることはできなんだ。

ウクレレを買ってしまいました。

ギター

ちなみに隣のMorrisは、件の後輩からいただきました。ちょっといじってます。


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Author:ボエム
灰色の鶴の舞立つ漁村生まれ。
終の棲家探しへ。

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