いつかは無人島
スイスのロビンソンという本を、ネットで探してみました。
ヤフーショッピングにも楽天にもありませんでしたが、アマゾンにありました。
岩波文庫の上巻一冊で5千円です。
学研世界名作シリーズで4千5百円です。
まさかと思うような価格ですが、ずいぶん昔の本だから仕方無いかと
購入を決めました。
図書館にあるんじゃないかという事を同僚から言われました。
熊本私立図書館のホームページで検索してみました。
ありました。
さすが図書館です。
本日、昼休みに図書館のカウンターを訪ね、借りてきました。

何十年ぶりなんだろう。
恐る恐る開けてみました。
子供の頃に読んだ時の挿絵が、微妙に記憶に残っていますが、
どうもその時の挿絵とは違うようです。

この小説は1813年に初版ですから、ちょうど2百年前の小説になります。
日本で1813年と言えば十返舎一九が東海道中膝栗毛を書いてた時代です。

この本に夢中になったのが何年生の時だったのか思い出せませんが、
少なくとも、半世紀近く前に読んだのは間違いないです。

この小説に惹かれたのは,たぶん完璧に楽しい物語だったからでしょう。
子供が嫌いな悲壮感など一切なく、この島は理想の楽園だったのです。

気が滅入るような場面は一切なく、すべてうまくいき、冒険にあふれ、
知恵と知識で乗り越え、すべての喜びがこの無人島に存在しています。

メジャーコードだけで綴られた音楽の様な。
この本を読んだ後に、15少年漂流記やロビンソン・クルーソーを読みました。
あまりのつまらなさに途中で投げ出した覚えがあります。
いつかは僕も船に乗って、そして遭難して、白い砂浜で目を覚まし、
飛ぶ鳥を石で結んだ縄で絡め捕り、落とし穴で獲物を捕まえ、干潮時に浜に置いた岩の下で
魚を捕まえたり、甘い果物を森の奥で見つけたり・・・
楽しい想像にふけっていました。
やはり幼い頃に、この物語をベースにしたアメリカのTVドラマがありました。
宇宙家族ロビンソンと言うスペースファンタジーです。
裏番組がNHKのタイムトンネルでした。
姉とチャンネル争いをしていた記憶があります。
アニメにもなっているようです。
何故、絶版になっているのでしょうか?
急いで第一章の50ページを読みました。
第一章で遭難したあと、海ザリガニを食べ、牡蠣を食べ、ヒョウタンで食器を作り、
杖に使用した棒がサトウキビなのに気づき、飼い犬が食い殺したサルの子供と仲良くなり、
船から降ろしたガチョウを焼き、チーズを食べ、バターが詰まった樽を開け、
海亀の玉子を食べ、船から猟銃やピストル、火薬の樽、牛、豚、羊、ヤギを降ろし、
干し肉や乾パンを食べ、飼い犬が倒したジャッカルの革を剝ぎ、ベルトを作ってしまうのです。
テントに毛布にハンモックも完備です。
リッチなキャンプです。
ちなみにサトウキビの杖は、舐めながら歩いていると
発酵してアルコールになってしまいました。
子供文学はこんな感じでいいんです。
たぶんアウトドア好きの子供たちが夢中になる本です。
小学生の時の僕の顔を少し思い出しました。
ヤフーショッピングにも楽天にもありませんでしたが、アマゾンにありました。
岩波文庫の上巻一冊で5千円です。
学研世界名作シリーズで4千5百円です。
まさかと思うような価格ですが、ずいぶん昔の本だから仕方無いかと
購入を決めました。
図書館にあるんじゃないかという事を同僚から言われました。
熊本私立図書館のホームページで検索してみました。
ありました。
さすが図書館です。
本日、昼休みに図書館のカウンターを訪ね、借りてきました。

何十年ぶりなんだろう。
恐る恐る開けてみました。
子供の頃に読んだ時の挿絵が、微妙に記憶に残っていますが、
どうもその時の挿絵とは違うようです。

この小説は1813年に初版ですから、ちょうど2百年前の小説になります。
日本で1813年と言えば十返舎一九が東海道中膝栗毛を書いてた時代です。

この本に夢中になったのが何年生の時だったのか思い出せませんが、
少なくとも、半世紀近く前に読んだのは間違いないです。

この小説に惹かれたのは,たぶん完璧に楽しい物語だったからでしょう。
子供が嫌いな悲壮感など一切なく、この島は理想の楽園だったのです。

気が滅入るような場面は一切なく、すべてうまくいき、冒険にあふれ、
知恵と知識で乗り越え、すべての喜びがこの無人島に存在しています。

メジャーコードだけで綴られた音楽の様な。
この本を読んだ後に、15少年漂流記やロビンソン・クルーソーを読みました。
あまりのつまらなさに途中で投げ出した覚えがあります。
いつかは僕も船に乗って、そして遭難して、白い砂浜で目を覚まし、
飛ぶ鳥を石で結んだ縄で絡め捕り、落とし穴で獲物を捕まえ、干潮時に浜に置いた岩の下で
魚を捕まえたり、甘い果物を森の奥で見つけたり・・・
楽しい想像にふけっていました。
やはり幼い頃に、この物語をベースにしたアメリカのTVドラマがありました。
宇宙家族ロビンソンと言うスペースファンタジーです。
裏番組がNHKのタイムトンネルでした。
姉とチャンネル争いをしていた記憶があります。
アニメにもなっているようです。
何故、絶版になっているのでしょうか?
急いで第一章の50ページを読みました。
第一章で遭難したあと、海ザリガニを食べ、牡蠣を食べ、ヒョウタンで食器を作り、
杖に使用した棒がサトウキビなのに気づき、飼い犬が食い殺したサルの子供と仲良くなり、
船から降ろしたガチョウを焼き、チーズを食べ、バターが詰まった樽を開け、
海亀の玉子を食べ、船から猟銃やピストル、火薬の樽、牛、豚、羊、ヤギを降ろし、
干し肉や乾パンを食べ、飼い犬が倒したジャッカルの革を剝ぎ、ベルトを作ってしまうのです。
テントに毛布にハンモックも完備です。
リッチなキャンプです。
ちなみにサトウキビの杖は、舐めながら歩いていると
発酵してアルコールになってしまいました。
子供文学はこんな感じでいいんです。
たぶんアウトドア好きの子供たちが夢中になる本です。
小学生の時の僕の顔を少し思い出しました。
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