一夢庵風流窯にて。

緑風のそよぐ島田美術館です。





朝から暑いので、夕方近くにやって来ました。





久しぶりです。

去年は海の上で来れなかったんだ。





凄い。

本物の古い竹の花器かと思った。

ここまでリアルに造れるのか。





フジツボとモクズガニだ。





セミの脱け殻が、こんな処に置かれてる。

「セミの脱殻って、つい拾いたくなるじゃないですか、

うち、いっぱいあるんですよ。」





「蟹見つけて乾燥させて、じっくり見て造るんですよ。」





「蟹って可愛いですよね。

乾燥させていっぱい持ってます。」





「かなり苦労して造ってるのに、見た目そんなに思われないのが

鳥なんですよ。

造るときに皿を下に置いて造るから、鳥の位置が不安定になるじゃないですか、

下に落ちちゃうし、足も折れやすいし。」





「鳥の下に支えを置いて焼くんですよ。」


ホントだ、言われて気がついた。

飾る時には、壁に掛けてバランスがとれてるから気がつかなかったけど

造る時は横になるから大変だ。


鳥の羽根がいかに力学的に効率よく風を切り、また、生物学的な構造を

詳しく教えてくれました。

何か造る度に、多分詳しく骨格まで調べてから造るんだろうなぁ。





これは何でしょうか？





壷に住んでるシーラカンスでした。

これはどうやって骨格を調べたんだろね。





壁掛け用に造った竹の陶器を１０点ほど造っていますが

「ここに雨が溜まったら、水はここから落ちて、ここは自然に腐ってくるから

多分ここの部分の皮はこんな風になって、云々かんぬん・・・・」

凄いね、完璧を求めてます。

病気にならないようにね。










流木の上に、陶器の鳥を置いてるのかと思っていたら

流木も陶器だった。





親子連れのお子さんが、この恐竜どうやって造ったの？とお母さんに。

ティラノの皮膚感が凄い。

見たのかと。


小さい像で大きく見せるのには

「目をですね、小さくするんですよ。」

なるほど。





こっちのシーラカンスは壷を壊そうとしてるよ。





「シーラカンスは、中国の博物館から展示するから貸してと言われてます。」

マジすか。冗談？






９月に入ったら、上村君と酒器を一緒に焼いて

そいつで酒を飲み交わす約束をしました。

焼き物始めるぞ。





暑いです。

やっぱり暑いです。

今日は奥さんは、友達と福岡のコストコに行ってます。

そろそろ帰ってくる時間です。