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一夢庵風流窯にて。 2

砂をふるいに掛けて作業台に・・

何で砂?


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粘土に揉み込んでいます。

何で砂を混ぜるの?


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「熱効率が良くなるんですよ。」

「早く焼き上がるんです。」

なるほど、粒子が粗い方が良いのか。


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はい、出来上がりました。

粘土をどうやって手に入れる事が出来るか聞きました。

余裕があれば山に粘土探しに行くけど、

ネットで買うか。


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切り糸で適量を取ります。


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最初はぐい呑みいきましょう。


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親指でグイグイ、型を作っていきます。

厚みを一定にするのが難しい。

底にカタツムリのサインを入れました。


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片方の七輪の網の上に作品を置いて、

アルミで被い乾燥させます。

なるほどね。


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次は蕎麦ちょこいきます。


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これにも、しっかりサインします。


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次は、お茶椀というか、何でも使えるヤツを作ります。


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「これには高台を付けましょう。」と、上村君。


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ムリムリそんなん出来ない。


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一応やってみましたが、バランスや幅感覚やキレイなラインとか

とにかく難しい。


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ねぇ、こんなん作りたいんだけど・・

革の巾着作る時の、革紐を通す球です。

「溶けてしまうかも。」と、上村君。


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乾燥が済んだ作品をアルミで包んで

隣の七輪に置きます。

素焼きの開始です。


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作品の上に炭を被せます。


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種火を炭の上に置きます。

火熱を下からではなく、上から下に降ろしていくそうです。


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時間短縮の為に、2台の七輪を使いますが

僕の様に時間があれば、一台の七輪で足りるそうです。


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素焼き側のアルミは、真ん中を煙突状にします。


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高温になってきました。

顔が熱い。


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ポン!と音がして、破裂しました。

表と裏の中間の層の部分が、両側の陶土の色より暗い色です。

1200°から1400°にいきなり温度が上がったため

その温度差で破裂したそうです。


厚みのある作品は表と裏の温度が一定じゃないから

割れやすいそうです。

逆に薄い作品の方が割れにくいとの事です。

知らなかった、逆かと思ってた。


素焼きが上手くいけば、もう完成間近と考えて良いのかな。

素焼きに約1時間です。


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ドライヤーの冷風をパイプで送り込みます。

炎が沸き立ち、細かい火花が宙に舞い上がりました。

本焼き開始です。


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湯布院で一度だけ、陶芸教室らしき観光をした事があります。

粘土を成形して、終わりです。

後日、自宅に焼かれたモノが送られてきました。


今回は違います。

成功は保証されていません。全部割れるかも。

ウキウキしてきました。



粘土が炎によって緑色のビードロを生み、別物に生まれ変わるのを

この眼で最後まで見届ける事が出来るのです。

陶芸の面白さ満載です。


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Author:ボエム
灰色の鶴の舞立つ漁村生まれ。
終の棲家探しへ。

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