秋深し。
晴れた美しい秋空です。

今日はずっと気になってた、港に行く事に決めました。

僅かな期待があります。

野釜港です。
Kさんの船が見当たりません。
やはり駄目か。

この伝馬船に見覚えがあります。

この古い木造の伝馬船に百回くらい乗ってます。
忘れる筈もありません。
漁業協同組合の赤い旗が揺れてます。
譲渡したのでしょうか。
それとも・・

ほんの僅かな間に、すっかり変ってしまいました。
何処が変ったという事でもなく、Kさんを感じません。

Kさんの船に引っ張られて、いつも光の海の水平線へ
連れていってもらいました。
もう過去の思い出になってしまったようです。

島の周りをグルリと走ります。
Kさんに、全てのポイントに置いてもらいました。
懐かしい釣友達の顔が浮かんできます。

いつも伝馬船を3艘置いてた小島にも、船の姿がありません。

長崎の普賢岳や雲仙の町を眺めながら
一日ボーッと浮子を見つめていたあの頃が
遠い昔になってしまったようです。

もう、あきらめました。
またひとつ、僕が消えました。

10月最後のジムになりました。

元気でた。
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