僕が4人部屋で生活出来ない理由。
三連休最後の日です。
もっとも僕は毎日が連休なんだけど。

暑いけど、秋だ。

秋だ、もう秋だ。

次回は、4人部屋の一番安い船室で世界一周しようかなと奥さんに告げると、
あなたには絶対無理と言われます。
大丈夫だと思うんだけど・・
風呂場の浴槽の縁に寝っ転がるオジサン。
蹴落としてやろうと横に立つと気配を感じて
オドオドと縁に座り、浴槽に静かに入るオジサン。
みんなが浴槽で目を閉じて、瞑想に浸っている静かな浴場に
「おはようございます」と大きな元気な声で挨拶してくるオジサン。
直ぐに,、浴槽に静かに浸かってる隣の人へ話しかけ、
自慢話を大声で、周りに聞こえるように話すオジサン。
みんなの後から浴槽の湯口に入って来て、潜って頭を洗ったり顔を洗ったり
みんなに汚れを撒き散らしているオジサン。
シャワーを床と平行に持ち、背中側に座ってる人達に
シャンプーの泡を飛ばしてるオジサン。
目を閉じれば不快な状況から逃げられるけど、
不快な話し声には耳は閉じられない。
DNAが命の危険を回避するために造ったシステムだろうけど
耳までお湯に浸かって防ぐしかない。
社会や政治や、首相やあれやこれやの悪口をいつも喋って
聞いてる僕を呼吸困難に陥らせるオジサン。
他人の家族構成や子供の学校や就職先を聞きたがり
不仲になった瞬間に「実はあいつの息子ってさぁ」と
周囲に悪意丸出しで喋りまくるオジサン。
他人の噂話だけが話題のオジサン。
いつも他人にしか興味が無いオジサン。
あなたが知ってる事はその人も知ってるし、あなたが感じてる事は
その人も感じてるし、あなたが今思ってる事は、その人も
今、思っています。
あなたが知らない事をその人は知ってるし、あなたが感じていない事を
その人は感じてるし、あなたが今思っていない事をその人は
今、思っています。
年上の人って、そういう人達です。
あなたの今を、既に過去に生きてきた人です。
それに気づいていないオジサン。
職場で、年上の部下を呼び捨てにするオジサン。
年上の部下を、呼び捨てに出来ないような経営者は駄目なんだよと
持論を自慢するオジサン。
世間の男達はみんな、自分と同じ様な生き方をしてきて
同じ様な考え方をしてると思い込んでるオジサン。
バス観光で一番後ろの席に陣取って、大声で知ったかぶりをし、
バスガイドさんに合いの手を入れて、
バスの乗客達を沸かそうと努めるオジサン。
あなたのためだと思って言ってるんだと言うオジサン。
あなたのためを思って言ってる人なんて、地球上には存在しません。
みんな自分のためです。
定番の自分の不幸話を持ってるオジサン。
生き方を熱く教えてくれるオジサン。
資産や趣味や、奥さんとの馴初めや
休みの過ごし方まで知りたがるオジサン。
自分の家族話ばかりをするオジサン。
待ち合わせの飲み屋に、奥さんを連れて来るオジサン。
男の美学を、かつて一度も考えた事の無いオジサン。
大きな声を出すのが男らしいと考えてるオジサン。
歴史有る名前の公園を、アニメの主人公の名前にしたがるオジサン。
興味の無い話題になると、無口になるオジサン。
他人の服装に文句を言うオジサン。
初対面の女性の、頭から足元までをゆっくりと目線を降ろすオジサン。
女性を見ると、直ぐにニコニコ顔で挨拶するオジサン。
初対面から5分後にちゃん付けで呼ぶオジサン。
真正面からまばたきしないで、真っ直ぐこちらの目を見るオジサン。
正論を強制するオジサン。
正しい考えはいつも自分で、違う考えの人は変人と本気で思ってるオジサン。
論破する事だけに喜びを持つオジサン。
「僕はそうは思わないんですよ」と先ず否定して、
それから、その理由を一生懸命考えるオジサン。
自己主張を,先ず否定からスタートするMr,No!Manオジサン。
Aか、Bかどちらですかと尋ねると、Cと言うオジサン。
どちらですかと再度尋ねると「分かるだろぉ」と再度Cと言うオジサン。
絶対、この人ドタキャンするだろうなと思ってると
絶対ドタキャンするオジサン。
貸した本やDVDは、絶対言わなきゃ返してくれないだろうなと思ってると
やっぱり絶対言わなきゃ返してくれないオジサン。
あるいは、言っても「まだ見てない」と返してくれないオジサン。
熱い麺類を一緒に食べる時に、必ず一口目に吹いて、
対面の僕の顔に汁を飛ばすオジサン。
絶対的に学習能力の無いオジサン。
同じく、必ず対面に座ってしまう学習能力の無い僕。
僕の一言に10個以上の想像を巡らしてくれるオジサン。それでいて、
僕の10個の説明でも、自分の想像の域を出てくれないオジサン。
いつも東スポ並のドラマ仕立ての想像力のオジサン。
驚くほど毎回僕への詮索が外れているオジサン。
カレーライスをかき混ぜて食べるオジサン。
「フッとさぁ、意味分かんないけど涙が出るんだよねぇ、
これが歳なのかなぁ」と言うオジサン。
料理の味より、女性スタッフの対応を重視するオジサン。
これマズいよねと、同じモノを食べてる僕に言うオジサン。
「焼肉はタンから食べなきゃいけないんだよ。」と教えてくれるオジサン。
「俺が焼くから、誰も手を出すな」とたかが焼肉に表情が変わるオジサン。
「ほらっ」と僕の取り皿に焼肉を置いてくれるオジサン。
奥さんの事を「うちのババァ」と言うオジサン。
「公務員を全員、一般会社に放り込んでやりたくなるよね」と言うオジサン。
「高校何処なの?」と聞くオジサン。
でもね、
そんなに苦手という訳じゃなくて、いつもうまく対応出来てるんです。
だから、たかが4ヶ月くらい大丈夫なんです。
多分ね。
今日も暑いわ、いつまで続くんだろ。
汗で全身ずぶ濡れです。

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