おてもやんの謎
僕を知っている人は多分、僕のこの質問に悩まされた事があると思います。
熊本生まれの人に、おてもやんって何ですかと聞きます。
おてもって女の子の名前じゃんって、何いってんだこいつって顔です。
やんって何ですかって更に聞くと
ちゃんって意味だよ、って、更に何言ってんだよこいつの顔です。
ほかに、やんって呼ばれている人知ってます?
僕はマダム・ヤンかバーミヤンくらいしか知らないし。
そうだ、兄やんと呼ぶ地域がどっかありましたっけ。
ここで初めて僕が何を知りたいのか解るみたいです。
およねやんとか、おとめやんとか、おはなやんとかそんな感じ聞いた事あります?
普通は、ちゃんとか、はんとか、どんとかじゃないですか?
知らないよ、そんな事考えた事もないよ。の、うざいやっちゃなの顔です。
で、「ヤン」を調べてみました。
「大阪ことば辞典」(牧村史陽)に、様、さん、から転訛したと書いてます。
親しい間柄で使うということです。
関西がルーツですが「日本方言大辞典」に福島市が最北と載ってます。
韓国では、未婚の女性にヤンを名前の後に付けます。
「嬢」を韓国語でヤンと読むそうです。
カネヤンとかバタヤンとかヤンの付く有名人を見つけました。
関東では年上に対して、尊敬を込めた親しみある呼び方のような気がします。
となると、なんだか、おてもやんと違うような。
おてもやんはもともと、花柳界のお座敷歌として発生したらしいのですが、
歌詞は誰の作か不明です。
もしかして、関西出身の人だったりして。民謡だからって地元の人とは限らない。
「ても」って名前も変ですよね。昔の親って何考えて名前つけるんだ?
手芋(つくね芋)という説もあります。歌詞に野菜がいっぱい出てきますよね。
それに歌詞がよく解りません。民謡のくせに、妙にリアリティある単語があります。
嫁入りしたけどまだ盃(三々九度)は挙げてないって、結納で止まっているって事?
式を挙げない理由が、相手があばた顔って、病気なの?
好きな人が遠い山の向こうに住んでいて、その人はしゃれた煙草入れを持ってるの?
なぜ煙草入れが歌詞に出てくるんだ?その人は特定の歴史上の人物?
もともと花柳界で発生したのが本当なら、作者はきっとインテリです。
当時の世相を歌ったんじゃないでしょうか。
ここで歌詞を書いておきます。
1)
おてもやん あんたこの頃 嫁入りしたではないかいな
嫁入りしたこたぁ したばってん
御亭どんがぐじゃっぺだるけん
まぁだ盃ぁせんじゃった
村役 鳶役 肝入りどん あん人達の居らすけんで
後はどうなっとキャぁなろたい
川端町ちぁん きぁあめぐろ
春日南瓜(ぼうぶら)どん達ぁ
尻ひっぱって花盛り花盛り
(囃子)ピーチクパーチクひばりの子
玄白茄子のいがいがどん。
2)
一つ山越え も一つ山越え あの山越えて
私しゃ あんたに惚れちょるばい
惚れちょるばってん 言われんたい
おいおい彼岸も近まれば
若者衆も寄らすけん
熊んどんの夜聴聞詣(よじょもんまいり)に
ゆるゆる話もキャぁしうたい
男ぶりには惚れんばな 煙草入れの
銀金具がそれが 因縁たい
(囃子)
あかちゃかべっちゃか ちゃかちゃかちゃ
こんなおもしろい説がありました。
熊本国府高等学校パソコン部の資料に載っていました。
「おてもやん」とは、肥後勤皇党を表し、「ぐじゃっぺ」とは、孝明天皇を指す。
そして、煙草入れの銀金具を持っていたのは、岩倉具視であると。
孝明天皇は、天然痘により、あばた顔でした。
そしてこの病気で亡くなられた事になっています。
ちなみに、当時、岩倉具視は、国内諸派の対立は孝明天皇のせいであり、
天下に謝罪して、朝廷の信頼を回復せよと叫んでおりました。
孝明天皇は、明治天皇のお父様であります。
岩倉具視は、加山雄三のお祖父ちゃんのお祖父ちゃんです。お札になりました。
ついでに言うと、
天皇の死亡時の様子があとで解ってきて、ヒ素による毒殺であったという説です。
犯人は、岩倉具視で間違いないとの事ですが、真実は不明です。
つまり、この歌は西南の役の時の、熊本隊の優柔不断をあざ笑った歌。かな?
ぼうぶらどん達(百姓・町民)が、おてもやん(旧士族・芋侍?)をからかった歌?
そう思ってあらためて歌詞を見てよ、48田君。こういう話好きでしょ。
正確な事をご存知のかた、コメントください。待ってます。
熊本生まれの人に、おてもやんって何ですかと聞きます。
おてもって女の子の名前じゃんって、何いってんだこいつって顔です。
やんって何ですかって更に聞くと
ちゃんって意味だよ、って、更に何言ってんだよこいつの顔です。
ほかに、やんって呼ばれている人知ってます?
僕はマダム・ヤンかバーミヤンくらいしか知らないし。
そうだ、兄やんと呼ぶ地域がどっかありましたっけ。
ここで初めて僕が何を知りたいのか解るみたいです。
およねやんとか、おとめやんとか、おはなやんとかそんな感じ聞いた事あります?
普通は、ちゃんとか、はんとか、どんとかじゃないですか?
知らないよ、そんな事考えた事もないよ。の、うざいやっちゃなの顔です。
で、「ヤン」を調べてみました。
「大阪ことば辞典」(牧村史陽)に、様、さん、から転訛したと書いてます。
親しい間柄で使うということです。
関西がルーツですが「日本方言大辞典」に福島市が最北と載ってます。
韓国では、未婚の女性にヤンを名前の後に付けます。
「嬢」を韓国語でヤンと読むそうです。
カネヤンとかバタヤンとかヤンの付く有名人を見つけました。
関東では年上に対して、尊敬を込めた親しみある呼び方のような気がします。
となると、なんだか、おてもやんと違うような。
おてもやんはもともと、花柳界のお座敷歌として発生したらしいのですが、
歌詞は誰の作か不明です。
もしかして、関西出身の人だったりして。民謡だからって地元の人とは限らない。
「ても」って名前も変ですよね。昔の親って何考えて名前つけるんだ?
手芋(つくね芋)という説もあります。歌詞に野菜がいっぱい出てきますよね。
それに歌詞がよく解りません。民謡のくせに、妙にリアリティある単語があります。
嫁入りしたけどまだ盃(三々九度)は挙げてないって、結納で止まっているって事?
式を挙げない理由が、相手があばた顔って、病気なの?
好きな人が遠い山の向こうに住んでいて、その人はしゃれた煙草入れを持ってるの?
なぜ煙草入れが歌詞に出てくるんだ?その人は特定の歴史上の人物?
もともと花柳界で発生したのが本当なら、作者はきっとインテリです。
当時の世相を歌ったんじゃないでしょうか。
ここで歌詞を書いておきます。
1)
おてもやん あんたこの頃 嫁入りしたではないかいな
嫁入りしたこたぁ したばってん
御亭どんがぐじゃっぺだるけん
まぁだ盃ぁせんじゃった
村役 鳶役 肝入りどん あん人達の居らすけんで
後はどうなっとキャぁなろたい
川端町ちぁん きぁあめぐろ
春日南瓜(ぼうぶら)どん達ぁ
尻ひっぱって花盛り花盛り
(囃子)ピーチクパーチクひばりの子
玄白茄子のいがいがどん。
2)
一つ山越え も一つ山越え あの山越えて
私しゃ あんたに惚れちょるばい
惚れちょるばってん 言われんたい
おいおい彼岸も近まれば
若者衆も寄らすけん
熊んどんの夜聴聞詣(よじょもんまいり)に
ゆるゆる話もキャぁしうたい
男ぶりには惚れんばな 煙草入れの
銀金具がそれが 因縁たい
(囃子)
あかちゃかべっちゃか ちゃかちゃかちゃ
こんなおもしろい説がありました。
熊本国府高等学校パソコン部の資料に載っていました。
「おてもやん」とは、肥後勤皇党を表し、「ぐじゃっぺ」とは、孝明天皇を指す。
そして、煙草入れの銀金具を持っていたのは、岩倉具視であると。
孝明天皇は、天然痘により、あばた顔でした。
そしてこの病気で亡くなられた事になっています。
ちなみに、当時、岩倉具視は、国内諸派の対立は孝明天皇のせいであり、
天下に謝罪して、朝廷の信頼を回復せよと叫んでおりました。
孝明天皇は、明治天皇のお父様であります。
岩倉具視は、加山雄三のお祖父ちゃんのお祖父ちゃんです。お札になりました。
ついでに言うと、
天皇の死亡時の様子があとで解ってきて、ヒ素による毒殺であったという説です。
犯人は、岩倉具視で間違いないとの事ですが、真実は不明です。
つまり、この歌は西南の役の時の、熊本隊の優柔不断をあざ笑った歌。かな?
ぼうぶらどん達(百姓・町民)が、おてもやん(旧士族・芋侍?)をからかった歌?
そう思ってあらためて歌詞を見てよ、48田君。こういう話好きでしょ。
正確な事をご存知のかた、コメントください。待ってます。
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