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旅行記 その4 廃墟の猫 マテーラ

廃墟の街 マテーラ


マテーリ街

歴史がありそうな街並を歩いて行き、教会の裏に入ると驚愕の世界が
眼下に広がります。

マテーラ1


8世紀から13世紀に石灰質の岩盤をくり抜いて住居にしていた街です。
穴の中の一番奥に動物を飼い、非衛生的で、国が立ち退きを強制的に行い
一時は完全に誰もいない廃墟の街になりました。

マテーラ3

廃墟の街を前にしばらく声が出ません。

マテーラ4

国はこの街の貴重性を重視し、保存の為、世界遺産に申請、登録されました。
登録年は今から20年前の1993年です。
ちなみに、アルベロベッロは17年前の1996年です。

マテーラ5


国は再び、以前ここに住んでいた人々に戻ってくるよう呼びかけましたが
この街は貧困の象徴だったんです。僅かな住民しか戻ってきませんでした。
まるで火口の穴の様な、すり鉢状の岩壁に住居がかぶさって並んでいます。

向かいにみえる岩山も白い石灰岩が雨風で崩れています。

山


ここではたくさんの映画が作られました。
ほとんどが宗教映画だそうです。

猫が静かに日向ぼっこしています。

マテーラ猫

部屋の中はこんな感じです。ここで生まれ育った子供はどんな夢をみるのでしょう。

部屋の中


岩盤を削って造った教会です。

マテーラ教会

くねくねと細い路地を通って上に戻りました。

裏景色

ここの洞窟レストランで昼食です。
レストラン前の風景です。

レストラン前

岩盤の中のレストランはこんな感じです。
雰囲気はとても良いです。白人の団体ツアー客が多いです。

レストラン中


夕方ナポリの街へ向かいました。
ナポリを見て死ね!という言葉があります。
本来美しい街なんだと思います。
リエさんから、視線は平行線から上のほうだけを見てくださいとのこと。
確かに足元は諸々のゴミでおおわれています。

ツアー客はホテルに監禁です。一歩も外に出てはいけません。
困った街です。

でも明日は第二の目的地、女性に人気の、あのアマルフィに向かいます。
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Author:ボエム
灰色の鶴の舞立つ漁村生まれ。
終の棲家探しへ。

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