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旅行記 その5 生きてる街 ポンペイ

朝から雨になってしまった。アマルフィでは晴れてくれえ。
傘をさしてポンペイへ。今日は歩くんだろうなあ。
ここって正直あんまり今回の旅行で興味なかったんだ。
しかも雨だし。

ポンペイ1

ナポリから見えたヴェスヴィオ山は頂上が吹っ飛んで阿蘇山みたいになっていた。
稜線の延長ラインを引いて富士山みたいな形にすると、
かなりの量の火山灰と火砕流がポンペイに降りそそいだのが想像できます。
普賢岳の火砕流のとき、対岸の堤防から見ていました。
暗闇の中で真っ赤な線が黒い山の頂からうごめいていました。


ポンペイ2


時速100キロの降下火山灰で一瞬のうちにポンペイは死の街になりました。
ほとんどの住民が窒息死だということです。
約2千人が死亡したと考えられています。
なにせ2千年前の事ですから詳しくは分からないのでしょう。

遺体


ガイドさんに付いてまわるうち、少しずつイメージが変わってきました。

景色J


なんて広くて、整備されてて、しかも人の姿が見えてくるのだ。
ここで、いきいきと生活している1世紀の古代ローマ人の姿が。
ただ、そこに阿部寛が見えてくるのは問題だけど。

景色K


この街には、パン屋さんが5軒あったそうです。
巨大な浴場も機能的にできている。
テルマエ・ロマエの情景が目の前に浮かんできた。

風呂



娼婦の館に続く道の上や、そちらを示す道標を眺めている古代ローマ人、
真っ直ぐに伸びた石畳の上を駆けていく子供たち、
洗濯場で旦那の悪口をおしゃべりしている奥様達、
石畳の上で港におろす商品を山づみした馬車を動かしている商人たち。

景色L



ここの街は死んじゃいない。
ちゃんと生きていたんだ。

ところで2千年前の日本ってどうだったんだろ。
日本史にはうといので、調べたら弥生時代でした。

さて、いよいよアマルフィに向かいます。

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Author:ボエム
灰色の鶴の舞立つ漁村生まれ。
終の棲家探しへ。

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