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湯の鶴にて。

梅雨ど真ん中。

雨の一番似合う温泉地に来てます。

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山と谷川だけの温泉地です。
湯出(ゆで)と言う地名です。大昔から温泉が湧いてた地名です。
温泉地の名称は、湯の鶴です。

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僕の人生の中で生まれて2番目に撮った写真がこの玄関の前でした。
まだ30代の父と二人で写っています。
多分、4,5歳の時でしょうが、実は覚えています。

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泊まった部屋さえ覚えているのです。
父と、父の友達が白いステテコ姿で窓辺に座っているのを、
ピカピカの廊下を、父の友達の子供と二人で走り回わりながら眺めたのを覚えています。

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今回は、この部屋です。
いつも、この部屋です。
ふたりで過ごすには丁度良い広さです。

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最上階の展望風呂です。
階段が急すぎて、母は数年前からこの風呂は諦めて、一階の岩風呂でした。

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山から下りて来た冷たい風が、火照った身体に気持ち良いです。

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泉質はヌルヌル系です。
湯の華もタップリです。

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土曜日のお昼に誰もいません。
でも、夕方には沢山のお客さんが来る筈です。

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おばさんは元気ですか?と女将さんが食事を持って来ました。
元気だけどすっかり足が悪くなってね。

おばさんとは母の事です。
女将さんが高校生の時から仲良しです。

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キンピです。キビナゴの刺身です。

子供の頃から、台所で母の手伝いをさせられました。
親指の爪で腹を開け、骨に沿って尻尾まで滑らせ、身を開き、
骨をちぎって、丸めて大皿に渦巻状に並べました。
皿が銀色に輝きます。

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雨も本降りです。
向かいの山の頂も靄で見えなくなりました。
もう一度お風呂に帰って、そろそろ帰ります。

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山と谷川しかありませんから、橋の上が駐車場になります。
駐車がちょっと大変です
夕食狙いか、泊りのお客さんが来始めました。

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おばさんによろしくね、女将さんの声を背中で聞いて帰ります。
ゆっくり出来ました。

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ボエム

Author:ボエム
灰色の鶴の舞立つ漁村生まれ。
終の棲家探しへ。

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