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茅の輪の恐怖

6月ももうすぐ終わりますので、茅の輪の話をします。



茅の輪




ある日の事、郷の神社の参道の真ん中に、カヤで作った丸い輪が据えられていました。

左足から潜って左に回り、元の位置から今度は右足から潜って右に回り、
更にもう一回左に回って礼をして通過する作法があるらしいのです。
いつも思うのですが、誰がこんな作法というものを作るんでしょうか。

一年に二度、今月も茅の輪神事があるようです。
半年間の心身の罪汚れを落とし、厄にあわないようにとの事です。

サーカスの火の付いた輪をイメージします。
ライオンになった気分です。

こんな丸い輪っかに何の意味が、由来があるのか気になります。
信仰心など皆無の僕には、ただの興味の的ですが。


茅の輪の由来で調べてみます。
神社系のサイトでは、由来については、ほとんどが次のような内容です。

「昔々、スサノオノミコトが南の神様の娘を娶る為の旅の途中で、
蘇民将来(ソミンショウライ)、巨旦将来(コタンショウライ)という兄弟に宿を求めました。

弟のコタンは裕福な生活でしたが、スサノオの貧しい衣服を見て冷たく断りました。
兄のソミンは貧しい暮らしをしていましたが、手厚くスサノオをもてなしました。

その後、数年経って、ソミンのもとにスサノオが訪れ、「もし悪い病気が流行することがあったら、
カヤで小さな輪を作って腰に下げていると病気にはかからないよ。」と教えてくれました。

その後、病気が流行しコタンの家族は亡くなりましたが、ソミンの家族は無事でした。

そして、「蘇民将来」と書いた紙を門に貼っておくと、災いを免れるという信仰が生まれました。
茅の輪も大きくなり、これを潜って罪や汚れを取り除くようになりました。」

みたいな事が書かれていました。

じゃぁ、なんでカヤの輪を腰に付けろと言ったんでしょうか?

スサノオノミコトはアマテラスオオミカミの弟神です。

スサノオを調べてみると牛頭天王と同一視されています。
牛頭天王は逞しい身体で、頭には赤い角も生えていました。
その姿の為に、妃を迎えようとしても女人は誰も近寄らない状況です。

しかし、一羽の鳩が現われ、南の海の龍王の娘の元へ案内する事になりました。
そして旅の途中で上記の場面になります。

しかし、ここから先の話は違います。

8年間、龍王の元で暮らした後、帰路の途中にソミンの家を訪ねます。
不思議だけどソミンの娘は、コタンの家に嫁いでいました。

スサノオは、ソミンに伝えました。
ソミンの娘の腰に、カヤで作った輪っかを下げておくようにと。

自分を冷たくあしらったコタンへの復讐を、開始しました。

スサノオは8万人余りの家来を、コタンの元に差し向けました。
コタンも千人の僧を集め、大般若経を読誦させましたが失敗し、
コタンの家族はもとより、家来5千人余も一人残らず殺されました。

茅の輪の目印を付けた、ソミンの娘だけが、生き残ったのです。

この殺戮の中で、スサノオは茅の輪を作って、蘇民将来の子孫ですの護符を付ければ
末代までも災難を逃れる事が出来ると伝えたんです。

こっちの話の方が納得出来ますね。

これから茅の輪を潜る時には、つまんない作法は無視して、
「実は私は蘇民将来の子孫なんです」と
スサノオノミコトに聞こえるようにつぶやくのがベストです。



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Author:ボエム
灰色の鶴の舞立つ漁村生まれ。
終の棲家探しへ。

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